丹念にたぬきに育てられたあずきまる。 「食べられるなら、ぼくたちに似ているそっくりさんがいいねえ」 こんなささやかな夢を持っている小豆達がこのお話の主人公。 一方、美味しく食べられる日を夢見て小豆達を大事に育てているのが モジャモジャたぬきくん。 さぁ、ある日の事。あずきまる達がたぬきに主張します。 「ぼくらそっくりさんに食べてもらいたいのです」
小さな小豆の粒々達と、大きなモジャモジャたぬきくん。 一体どんな様子で、こんなやり取りをするのかな? それは読んでのお楽しみ。 そして、頭のいいたぬきは美味しいあんこが食べられるのかな? とにもかくにも、小さな小豆達がとっても愛おしくなり、 そして、とっても食べたくなる(!?)不思議な絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
たぬきにそだてられたあずきたち。せっかくたべてもらうなら、ぴかぴかのかたにたべてほしい…
農文協の絵本だったので選びました。小豆がぴかぴか光っているのが美しくてうっとりしました。特に目の輝きが印象的で気に入りました。タヌキたちが一生懸命に愛情を持って接していたからこそこんな素晴しい表情になるのだと思いました。食育にも良い絵本だと思いました。自然に食べ物に対して感謝の念が生まれ美味しく食べたくなるのが良いと思いました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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