学校の帰り道。
「じゃあ、また あした」
「うん、バイバーイ」
みちおくんはとおるくんと別れて、角を曲がると・・・?
「ばけれんぼ」というタイトル、そして妖怪絵本の名手広瀬克也さん、とくるとやっぱり何かが起きる予感がしますよね。
みちおくんが一人で帰り道を歩いていると、やっぱり!
なんだかおかしな顔をした子どもたちが何やら相談をしています。
「ねえねえ」
話しかけられたみちおくん。一緒にかくれんぼをしようと言うのです。
いったんは断ったみちおくんだけど、いつのまにやら遊びは始まっていて、いつのまにやらみちおくんがオニになっていた!!
タコボーにもちたろう、ほしひめにのっぺらりんにドラちゃん。
改めて名前を聞くと、おかしな名前ばかり。みんなは妖怪の子どもたちなのです。
さあ、かくれんぼならぬ、ばけれんぼのスタートです。
みちおくんは全員を見つけることができるでしょうか?
みんなも手伝ってあげてね。結構難しいですよ。
妖怪たちの住む商店街は、あちらこちらに遊びの絵がたくさん。看板やポスターを見ているだけでも時間が経ってしまいます。妖怪大好きっ子たちの遊びの時間にぴったりな絵本です。でも、もし帰り道に本当に妖怪たちに声をかけられたら・・・ちょっと怖いよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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学校の帰り道、みちおくんは見知らぬこどもたちを見かけました。だまって通りすぎようとすると、「これからかくれんぼをするんだけど、なかまにはいらない?」と声をかけられました。こどもたちだと思っていたのは、みんなおばけだったのです。
みちおくんは、かくれんぼをことわろうとしましたが、じゃんけんがはじまってしまいました。そして、じゃんけんに負けて鬼になったみちおくんは、目を閉じてみんながかくれるのを待っていました。
「もーいいよ」と言う声がきこえたのでみちおくんが目をあけると、そこには見たことのない町の景色が広がっていました。
みちおくんは、タコボー、ほしひめ、もちたろう、のっぺらりん、ドラちゃんをさがしはじめました。みんないろいろなところにかくれていましたが、ドラちゃんだけが見つかりません……。いったいどこにいったのでしょう?
かくれているユニークなおばけたちをさがして楽しめる絵本です。
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