今、大人気の「へんこてパンやさん」って知ってる?
おとぼけ屋のきつねさんとしっかり者のねずみさんが二人でやってる、とっびきりへんてこで素敵なパン屋さん。そんな動物たちのうわさが森から聞こえてきそうな、見ているだけでよだれの出ちゃう美味しい絵本が届きましたよ。
きつねさんとねずみさんの「へんてこパンやさん」は毎日朝からフル回転で開店準備。
みんなを幸せにする美味しい「へんてこパン」を作るため、ふたりは生地作りにも余念がありません。
なにが「へんてこ」なのかって?
それは、つぎからつぎへとやってくる動物たちのリクエストにふたりが生み出す創作パンがみんな素晴らしく「へんてこ」なんです。ヘビさんには本物そっくり「にょろにょろヘビサンド」、画家のモグラさんには芸術的な絵のセンスが光る「がくぶちパン」??そして、、ついには噂をききつけたおばけまでやってきて・・・。おばけにあげたのはなんと謎の「おばけパン」?!
まるで見たことのないユニークなパンばかりの「へんてこパン」。
なのにものすごく美味しそうなのです。そう、それもそのはず、この絵本に登場するパンは、すべて本物!実際に作られた創作パンの写真を使っていて、巻末にある解説レシピでみんなも作れるものなんですから!
この絵本が、はじめての絵本作品となるGomaさんは、1998年に結成された海外でも活躍する料理創作ユニット。食いしん坊でものづくりの大好きなGomaさんの活動は、料理というジャンルにとらわれることなく、「食」というテーマを通して日々の楽しいことや嬉しいことを様々な形で表現されています。ちなみに絵本に登場した「おばけパン」は、子ども達とハロウィンのおばけのお面として作ったパンから生まれたユニークなものなんですって!楽しい〜。子どものような自由な発想と遊び心で今までになかったパンの絵本。
絵本を読んで、作って、食べて楽しむ、新しい絵本、みなさん、是非とも「へんこてパン」作ってみてね。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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