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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

トリゴラスの逆襲

トリゴラスの逆襲

作・絵: 長谷川 集平
出版社: 文研出版 文研出版の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2010年12月
ISBN: 9784580821231

出版社のおすすめ年齢:3・4・5歳〜
32ページ
A4変型判(263mm×214mm)
関連書籍
トリゴラス

出版社からの紹介

<あらすじ>「おとうちゃん、またや。トリゴラスや。びゅわんびゅわんと、トリゴラスがとびよる」「そやから、あれはただの風の音じゃ」…再び町に現れたトリゴラス。今度はだれをさがしているのだろう…。

<編集部からのおすすめ>絵本の可能性を示した『トリゴラス』の続編です。夢の中から抜け出して、よりよいところに向かいたいという、願いが込められています。「続編を描かなければ」という、作者入魂の絵本です。

ベストレビュー

かおるちゃんが待っててくれた

 1954年(昭和29年)に封切りされた映画「ゴジラ」は大ヒットとなり、翌年にはその続編が作られています。
 題して、「ゴジラの逆襲」。
 この時のゴジラは1作目のゴジラとは別の個体として設定されていて、新たにアンギラスという怪獣と戦っています。
 つまり、一度は人間の叡智によって退治されるゴジラですが、再び日本を襲ってくるというので「逆襲」と付けられたのでしょう。
 長谷川集平さんの絵本『トリゴラス』は退治をされたわけではないのですが、再び登場するということで「逆襲」と付けられています。
 『トリゴラス』の出版が1978年、そしてその続編であるこの絵本が刊行されたのが2010年。実に32年の歳月を経て、続編が発表されたということになります。

 ある夜、大きな風の音を聞いた少年は「トリゴラス」が町にやってきたことに気づきます。
 そして、「トリゴラス」は少年の大好きなかおるちゃんを連れ去って去っていきます。
 ここまでが、最初の絵本のお話。
 そして、ここからが続編の絵本のお話になります。
 また別の夜、少年は大きな風の音を聞きます。「トリゴラス」だということを少年はすぐに気づきます。
 今度はなんと少年の家に「トリゴラス」がやってきて、少年をかおるちゃんの時のように連れ去るのです。
 「トリゴラス」が向かったのは、遠い南の島。
 なんとそこには、かおるちゃんがいるではありませんか。

 しかも、続編のかおるちゃんはすごく色っぽくなっています。
 かおるちゃんは少年にこう告げます。
 「これね、わたしのゆめのなかなの」。
 ええーっ、かおるちゃんがそんなこと言っていいのでしょうか。
 「あなたといつかこうしてふたりきりになりたかった。」なんて。
 かおるちゃんの夢ではなく、少年の夢です。
 少年の夢ですから、少年は色っぽいかおるちゃんをどうしてもいいのですが、町が「トリゴラス」の襲われていることを思って、こんなことではいけないとかおるちゃんには何もできません。

 長谷川修平さんは32年ぶりに「トリゴラス」の続編を描いて、結局少年の性を開花させることはしませんでした。
 「ゴジラ」シリーズでは第3作めでキングコングと対決するのですが、果たして少年の欲望はキングコング化するのでしょうか。
(夏の雨さん 60代・パパ )

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