むかし、ある村にこけし作りの若者がおりました。ある晩、母の形見の大切なこけしを盗まれてしまいました。
どろぼうに母親の形見のこけしを盗まれた男。
この男にとっては、こけしそのものの価値や、今の生活などは、まったく関係ないほど、大切なものなんだなって思いました。
母の思い出のつまったこけしを半狂乱で探し続ける男。
大人になっても変わらない、母親の存在の大きさみたいなものを感じました。
そしてそれは、どろぼうも同じというところが深い…。
このお話のタイトル、きつねの花火。
野原の神さまに向かって思わず、「ちょっと、ちょっと…」とツッコんでしまいました(笑) (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子10歳)
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