ひらひらと舞う、白い羽に黒い点がトレードマークの小さなチョウ「モンシロチョウ」。
身近に生息するモンシロチョウにこんな秘密があったなんて!
春によく見かけるモンシロチョウ、実は、春に成虫になる春型と
夏に成虫になる夏型があるなんて知ってた?
モンシロチョウは目で自分の好きな花の色を見分けたり、
触覚で匂いをかいだりしているんですよ。
モンシロチョウだけのルールもあります。
オスが近づいてきたときに、おしりを高く突き出したメスは、
「わたしは交尾しません!」という合図で実はもう他のオスと
交尾してしまった後だったり。
それに、卵を産み始める前に、幼虫が食べるキャベツや
アブラナを確かめるために「ドラミング」と呼ばれる、
前あしで葉をたたいて確認していたり。
1匹のメスは200個の卵を産んで、寿命は10日間ほどなんだって。
知られざるモンシロチョウの全ての情報がギュッと凝縮された知識絵本。
驚くほど近くに寄ったモンシロチョウの卵、幼虫、蛹、成虫の姿が
豊富な写真と丁寧な解説で紹介されています。
モンシロチョウの変態の様子や天敵、知られざる生態を科学的に分析します。
モンシロチョウを使った様々な実験や飼い方、歴史、名前の由来から
海外のモンシロチョウの情報など1冊まるごと読めば
「モンシロチョウ博士」になれちゃいます!
自由研究などにも活躍してくれそうな知識絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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