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しりっぽおばけ

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  • 絵本
作: ジョアンナ・ガルドン
絵: ポール・ガルドン
訳: 代田 昇
出版社: ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 1997年
ISBN: 9784593503766

ベストレビュー

驚愕の谷底へ突き落とされてしまいました

 ポール・ガルドンさんの作品は好んで読んでいましたが、これはまだでした。
 どこかひょうきんな絵のイメージと全く異なる、“身の毛がよだつ”お話でした。
 えっ、え゛〜〜〜〜〜〜〜〜っていうくらい。
 
 未開墾時代と言うことは、主人公のおじいさん、いつもお腹を空かしていたんでしょうね。
 おじいさんが、まさかりを持って、家の中を必死の形相で奇妙な動物を追いかけるシーンに、笑いを通り越しゾクリとしました。
 
 しっぽ奪還のため、一晩中おじいさんに詰め寄る、奇妙な動物のつぶやく声。
 だんだん言葉数が増えていき、ホント恐い!
 正体がかすかに見え、可愛らしいキャラっぽかったので、ホッとしていたら、ラストで見事驚愕の谷底へ突き落とされてしまいました。
 
 11歳の息子に一人読みさせてみたら、「あ゛〜〜〜〜こわっ!これ、ちいちゃい子にはダメでしょ。ははも冬にこれを読むかね〜。」とビビリ発揮でした。
 
 でも、恐いんだけどこのおじいさんの表情といい、犬たちのキャラといい、絵が気に入りました。
 読後、扉絵にしっぽの代わりにしようとしているのか、がまの穂らしきものをつかんでいるおばけを見つけ、やっぱり不気味でした(笑)。
(アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子11歳)

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