農民の先頭に立ち,足尾鉱毒事件を告発。身をもって「本当の政治とはなにか」を問いつづけた,公害問題の先駆者の足跡をたどる。
私は20代の頃、東大のある講座で公害問題について講義を受けたことがあります。あまりにもインパクトがあり、それがきっかけとなって公害に関心を持つようになりました。だからこの本はひじょうに興味深く読ませて頂きました。これはあらためて公害について深く考えさせてくれます。田中正造さんは足尾鉱毒事件では農民のために奔走、1901年には天皇に直訴されました。田中正造さんの献身的なパワーあふれる生き方は様々な問題を投げかけてくると思います。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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