「もりのだるまさんかぞく」第二弾は、家族仲良くそろって海水浴!
森のマンションに住むだるまさんかぞくは、家族水入らずで海へ遊びに行くことにしました。
新しい水着とお弁当をもって、松林を通り抜ければ、ほら、そこはもう青い海が見える白い砂浜です。ビーチパラソルをたてて、しきものをひいて水着を着たら、いち に!いち に!「だるまたいそう」で準備体操。もちろん顔の墨が海水で流れないように「だるまのかお定着液」も忘れずにつけたら、さぁて、海に入りますー。
ところが、だるまさんの体は丸くて、硬くて、つるつるだから、パンツをはくのにむいていません。
脱げないようにかなり気をつけていないと海水パンツがするりんと脱げてしまうのです。案の定、泳ぎに夢中になった子どもたちは、パンツがぬげてすっぽんぽんに。そして、流れてきた海水パンツをひろったのは、オシャレな帽子と勘違いしたタコさんたちだったのです!
マイペースでおっとりしているだるまさんたちが、なんとも可愛いらしいお話です。
だるまさんなので、お母さんも子どももひげが生えていたり、お父さんがお母さんのビキニのひもを結んであげたりと仲が良くて茶目っ気たっぷりのだるまさんかぞく。だるまさんなのに、日焼けしちゃったりなんかしてたっぷりと海を満喫するのです。
読んでいるうちにほのぼのにっこりしてしまう、ユーモアたっぷりの高橋和枝さんの絵本。
まだ、読んでいない方は、「もりのだるまさんかぞく」も一緒にご覧くさいね。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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