手は使い方ひとつで良くもなれば悪くもなるのだということを、
この絵本は教えてくれます――谷川俊太郎
ふだん私たちはあまり意識せずに手を使っています。
でも気がついてみると、手にかかわる言葉はいっぱいあります。「手当て」「手伝い」「手に入れる」「手を抜く」「手を焼く」などなど、あげ始めるときりがありません。
からだの一部である手は、人間のさまざまな行為のたとえにもなっていて、手は使い方ひとつで良くもなれば悪くもなるのだということを、この絵本は教えてくれます。
手があるということは、それだけでありがたいことです。手は事故や戦争や障害で手が使えない人たちの「手助け」もできるのです。――谷川俊太郎 この本に寄せて
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