このお話の原稿を読んだとき、編集部では「ストーリーのように指がつくか?」という話で持ち
きりでした。早速、園で子どもたちと実験してみました。すると、人差し指と薬指がつく割が80%、
小指と人差し指に関しては50%。この割合はおとなでも似たようなものですが、担当編集者の私は、
小指と人差し指がどうやってもつきません。どうやら年齢や指のやわらかさは関係ない様子。
作者の風木先生は、小指と人差し指をつける練習をしたらくっつくようになったとか…。
このお話は手遊びの本として作ったわけではないのですが、読みながら指を動かして、子どもたち
といっしょに遊べるのが魅力的です。おとなも子どもも楽しみながら読んでくださいね。
【著作者プロフィール】
■風木一人(かぜき・かずひと)/東京生まれ。作品に『わーらった』(講談社)『たいようまつり』(イースト・プレス)『ぷしゅ〜』(岩崎書店)『ながいながいへびのはなし』(小峰書店)、翻訳に『おおきな木のおはなし』(ひさかたチャイルド)『とりとわたし』(あすなろ書房)など。
■ひろかわさえこ(ひろかわ・さえこ)/北海道生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。
作品に『あさですよ!』『よるですよ!』(鈴木出版)「ぷくちゃん」シリーズ(アリス館)「やさいむらのなかまたち」シリーズ(偕成社)『あいうえおのきもち』(講談社)など。
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