これまでも、笑いが満載のたのしい絵本で
子どもたちをとりこにしてきたサトシンさんとドーリーさん。
サトシンさんの愉快で軽快なおはなしにさらなる笑いを誘うのが、
ピタリとはまるドーリーさんのユーモアたっぷりの絵。
今回、おふたりがみなさんにお届けするのは、
野菜の美味しさをおしみなく伝えたい、
八百屋さんと野菜たちで結成されたその名も「おいしさとどけ隊」
えっ、だっ・・・、だじゃれ?!
もう表紙からすでに楽しい予感。
野菜たちと歌いながら車でやってきた陽気なおじさん。
愛情たっぷりに育てられた野菜たちを
農家のひとたちからあずかってきたおじさんは、
つぎつぎと野菜を買いにくる動物たちに、
それぞれの野菜の特徴とおいしい調理法を教えながら売ってくれるのです。
「じゃがいも」を買いにきたねずみさんにはこんなアドバイス。
じゃがいもは、風邪や疲れに効いて、肌荒れにもいいんだよ〜。
それに、ゆでてポテトサラダにしても、
炒めて牛肉じゃがいも炒めもよし、
煮てカレーライス、揚げてフライドポテトもおすすめ。
う〜ん!どれもこれも美味しそう!
これを聞いたんじゃ、ねずみさんもよだれがとまらない。
楽しく野菜のことを知りながらもちろんそれだけじゃ終わらない。
やっぱり、みんな待ってました!
野菜たちが去り際に必ず「だじゃれ」を披露してくれますよ。
さあて、野菜たちは残らず完売できたかな?
動物たちの今日のご飯はなにかしら?
いろんな美味しさがつまった一冊です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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