穂高順也さんの「よるの……」シリーズ第2弾。
今回の舞台は「洋服屋さん」です!
昼間はワンピースやドレスなど、おしゃれな商品を扱う普通の洋服屋さん。
夜になると一旦店じまいして、そのあとずっとずっとよる遅くに、「よるのようふくやさん」が始まるのです。
訪れるのは、へんてこなお客ばかり。
最初にやってきたのは、にわとりを育てているおじさん。
「ねこに おそわれても、へいきな ようふくを にわとりに きせたいのですが、
そんな ようふく ありますか?」
なんと、難しいリクエストですが……よるのようふくやさんは、
「それなら、こちらは いかがでしょう?」
持ってきたのは……なんと、ペリカン!?
こんな風に、次々に「へんてこ」なお客さんがやってきて、ようふくやさんも、「へんてこな」ようふくをご提案していくのです。
へんてこ、へんてこ続きですが……みんながとっても楽しそうに、どんどん幸せになっていくから、不思議!
そして最後には、「えー!!」と驚くオチまであって、ワクワクと楽しい気持ちで本を閉じることになるでしょう。
読み終わったら、お子さんと「どんなお洋服がほしい?」なんて話し合ってみるのも、楽しいかもしれません。
私は……? 仕事が驚くほどはかどる服と、料理があっという間に出来上がる服と、気が付いたらお部屋がピカピカになっている服が、ほしいです……。
(洪愛舜 編集者・ライター)
続きを読む