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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ハンナのあたらしいふく

ハンナのあたらしいふく

  • 絵本
作: イツァク・シュヴァイゲル・ダミエル
絵: オラ・アイタン
訳: 小風 さち
出版社: 福音館書店

税込価格: ¥1,210

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作品情報

発行日: 1998年04月
ISBN: 9784834014907

出版社のおすすめ年齢:4歳〜

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おはなし

 ハンナは小さな女の子。サバス(安息日)のために、お母さんがまっ白なドレスを作ってくれて大喜び。
 サバスの晩、ハンナはお風呂に入って、さっそくぬいたてのドレスを着ました。うれしくて、うれしくて、犬のズジーとも、牛のエドナとも、服が汚れるからと遊びませんでした。お散歩に行って戻ろうとすると、森から大きな袋をせおったおじいさんがやってきました。袋を一緒に運び、ハンナがお手伝いをしてあげると、おじいさんはお礼を言って帰りました。ところが、ハンナの新しいドレスには、黒い炭のあとがついています……。

みどころ

 新しいドレスを着て、心を躍らせるハンナ。おじいさんのお手伝いをしてドレスを汚し、悲しみに打ちひしがれるハンナ――。うれしさと悲しみを素直に表現するハンナはとても子どもらしく、その気持ちをくみ取る読者は多いでしょう。もし、自分がハンナだったら……、そんな会話を親子で交わしてみることもできますね。ドレスの白と月の光は、ハンナの純粋な気持ちの象徴とも言えそうです。清く心を洗い直してくれるような結末が待っています。躍動感あふれる、鮮やかなイラストが、ハンナをかわいく描きます。
――(ブラウンあすか)

出版社からの紹介

ハンナは、道で出会ったおじいさんのお手伝いをして、だいじな服をよごしてしまいました。泣き続けるハンナに……。サバス(安息日)におこった幻想的で美しいお話です。

ベストレビュー

まっしろなドレス

 サバスのためにお母さんが作ってくれたまっ白なドレス。ハンナはうれしくてうれしくてたまりません。汚さないように過ごしたのですが、炭を運ぶおじいさんのお手伝いをした後、黒い汚れがついてしまいました。悲しむハンナ……。
 オラ・アイタンのイラストが好きなので手に入れました。ハンナのしぐさや表情がかわいいです。誰だって新品の服を汚してしまったらがっかりです。お手伝いをしたばかりに汚してしまったドレスを見て、ハンナは泣きました。
 最後にハンナは月と会話をするのですが、娘にはここでいろいろ感じて欲しいな。汚れが落ちたのか、月の光で白く見えるだけなのか、月の魔法がかかったのか……、たくさんの解釈ができる箇所です。
 娘のお友だちにハンナという子がいるので、この絵本は彼女にとって「ハンナ・ジェーンの本」になっています。明るいイラストが好きです。
(ムースさん 40代・ママ 男の子9歳、女の子4歳)

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