真夜中に人知れずこわい夢を食べてくれる動物、ばくさん。
そんなばくさんの活躍を描いた絵本『だれもしらないばくさんのよる』の
第2弾が登場です。
今夜も「こわいゆめほうちき」が鳴り、お仕事に出かけた、ばくさん。
羊さんの夢を食べた後、1軒の気になる家を見つけます。
フガッ フゴゴゴゴー
ブヒッブヒッ ブキャ。
いびきの先には、こぶたのぶーちゃんがとても怒っている夢をみていました。
いとこのぷぷちゃんが遊びに来ていて、
ママがぷぷちゃんのことばかり褒めることに怒っているぶーちゃん。
「ママは ぼくより ぷぷちゃんのほうが すきなんだ」と
ぷんぷんぷんぷん。
ポッポッポッポッ。
次第に夢の中にもやもやがいっぱいになって、
ばくさんは夢から追い出されてしまいました。
それでも、まだ怒っているぶーちゃん。
怖い夢しか食べることのできないばくさんは、
ぶーちゃんのもやもやを解消できるのでしょうか…。
ぶーちゃんのもやもやは、小さい子のいるご家庭では一度は体験したことのある
年上の子の悩みそのもの。
我が子をぎゅっと抱きしめてあげたくなる一冊です。
(木村春子 絵本ナビライター)
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