しかけを使って、海のことを楽しく学べるしかけ絵本が登場です。
大昔の海に住む生き物たちの進化の過程にはじまり、海岸沿いでの生き物たちの様子、熱帯、北極の海。
そして、数千メートル先の深海まで……。海のあらゆる姿が、イラストで紹介されています。
さらに、この絵本には、随所にめくるしかけが散りばめられていて、魚を捕食する姿や、双眼鏡をのぞいて見えるズームの絵など、しかけをめくると新しい情報が得られるのも特徴です。
文章を担当した、ケイト・デイヴィスは、オックスフォード大学を卒業後、子ども向けの科学、知識絵本を多数執筆。生物、化学、歴史、アートなど、幅広いジャンルに通じている作者。
絵を担当したコリン・キングは、ロンドンの英国王立美術院を卒業し、美術学校の講師の経験もあるアーティストです。
そんな生物や科学に深い造詣を持つ2人がタッグを組んで生まれた作品は、色彩鮮やかなタッチの中にも、生き物の姿が忠実に描かれ、しかけの中に書かれている内容も、学術的に正確な情報が満載です。
小さいお子さんは探し絵絵本として、大きいお子さんは、しかけをめくって図鑑的に楽しんで。
大人も思わず熱中してしまう、一冊で何役もこなせるオールマイティーな絵本です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
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