広島原爆で被爆し、10年後に発病して死んでいった佐々木禎子の物語は、千羽鶴とともに反核へのメッセージとして世界的に有名なお話です。
絵本、児童書でも様々に描かれているサダコの一生を、オーストリアの作家が新しい観点でまとめ上げたことに感動しました。
8月6日を巡る様々な人々の姿、家族、「あの日」を乗り越えて生きてきたサダコの突然の発病と折り鶴、多少違和感を覚える箇所もありますが、絵本にキュミレートされたサダコの一生のきらめきと逞しさを知るうえで貴重な一冊。
読み聞かせするうえで、サダコのサブリーダーとしてお薦めです。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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