この詩集は、谷川俊太郎さんと編者により、一冊の反戦詩集として共同編集されました。
世界でただ一つの原爆被爆国の日本からは、原民喜、峠三吉、栗原貞子らの詩人が生まれ、
その痛切な体験詩は、今もぼくたちの肺腑をえぐります。
戦後65年の歳月が過ぎ、21世紀になった今も、世界各地で戦争の火種は消えることはありません。
そうした状況のなかで編者は谷川俊太郎さんが今も一貫して反戦詩を書き続けていることに
深い敬意を払いつづけてきました。その谷川さんの反戦詩を母体にして、茨木のり子、石垣りん、さらには三好達治、
草野心平の他、フォークソングの詩に至る幅広い反戦詩を収録しました。
この詞華集が21世紀の平和に貢献することを願ってやみません。
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