冬の夜に語りたい、心やさしいファンタジー
夕方から降りだしたした雪をみて、お母さんはあわてて甘酒を作りだしました。
「こんなにいっぱいの甘酒、誰が飲むの?」みこちゃんが聞いたとき、誰かが玄
関のドアをトントントン…。家にやってきたのは知らない子どもたち。甘酒を飲
んで温まると、うれしそうに帰っていきます。不思議に思っていると、お父さん
とお母さんが「咲いたばかりの花たちだよ」と教えてくれました。そして…。
あまんきみこの思いやりに満ちたやさしい世界を、鎌田暢子が温かな筆づかいで
表現しています。
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