お父さんにしかられ、家をとびだしたアリアドネ。ポケットに入っていた糸だまをポーンとけりました。すると……。 一本の糸が自由自在にかたちをかえて、少女を冒険の旅へ。ゆたかな想像力が悲しみをいやし、心が洗われる絵本。
白い背景にシンプルな絵が、爽やかで伸び伸びとした印象を与えます。
お父さんに叱られて、家を飛び出してきたアリアドネ。
ポッケにしまっていた糸の導くままに、糸のブランコにのって空高く舞い上がり、広場で友だちと遊んでいると、心も少し晴れてきて…
まるで糸がアリアドネを慰めてくれているかのようですね。
結末も、ジーン…としちゃいました。
アリアドネが遠くに行っても帰って来れるように、糸がちゃんとお父さんの心と繋いでおいてくれたんですね。 (ねんねこしゃんさん 20代・その他の方 )
|