中国を舞台に厳かでにぎやかな春節(チュンチエ:旧暦のお正月)の様子を色鮮やかに伝える絵本。年に一度、お正月に数日だけ帰ってくる父さんと娘の交流をとおして、家族の絆の深さ、故郷の温かさを描く。解説ページつき。
すごく一般的な中国の中流家庭のお正月の風景を、1つの家族に焦点を絞って、じっくり見せてくれている作品です。
この作品を読んだら、家族っていな、ふるさとっていな、お正月っていいな。と思えます。
特に、最近の日本のお正月はちっともお正月らしくなくて、
年末年始のテレビ番組の特番でさえしらけてしまう感がありますが、中国ではこんな風にゆっくり家族で過ごせるお正月なんですね〜。羨ましいです。
主人公の女の子が、とても純朴て可愛かったです。
こんな子が娘だったらもう、ホントにメロメロだと思います。
国同士の政治的争いは痛いくらいガチャガチャしていましすが、
こんなに優しく温かい物語がつむぎだされる民族の方々とは、
個々人同士や文化的交流は穏やかに友情を育んでいきたいと、この絵本を見て改めて思いました。
お正月の前後にたくさんの子どもたちにこの本を紹介したいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)
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