飼い猫ハナとすずの目を通して描く「いのち」のお話。
あなたは猫を拾ったことがありますか? 子どもの頃、よく捨て猫や捨て犬を拾って家に抱えて帰りました。 家では飼ってもらえず、また泣く泣く人が通りそうな場所に置きに行きました。 けれど、その子猫や子犬がその後どうなるのか考えると、切なくて悲しくて、夜も眠れませんでした。大人になった今も、あの時の記憶がよみがえることがあります。 小さなお子様から大人の方まで、猫好きな方はもちろん、これからペットを飼う方にも、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
※作者のイケダアツコさんよりコメントを頂きました!
子供の頃に私はよく、捨て猫や捨て犬を拾って帰り、親に「捨てて来なさい」と言われました。捨てられず「もらってください」の手描きポスターを作り、学校に持っていったりしたものです。あの時の子猫や子犬がどうなったか、今ではハッキリ覚えていませんが、その時の何とも言えない悲しい気持ちは忘れられません。そんな気持ちを猫の目線で描きました。
言葉より絵で多く表現してあるので、小さいお子さんにも読み聞かせして頂けたらと思います。弱き小さな命について少し考えてもらえるきっかけになればという思いを込めて、多くの人に読んで頂ければと作った本です。そしてたくさんの感想を頂けたらありがたいです。是非読んでみてください。 続きを読む
|