くまげらの子どもの巣立ちのお話。親鳥に促されて飛び出したものの、初めは木にしがみつくのが精一杯で、夜は見慣れない景色と不安になる色々な音におびえます。
手島圭三郎さんの版画絵本は、どれをみても、
迫力があり、力強さを感じます。
特に、北海道に住む動物達を中心にした作品の数々は、
厳しい自然の中に生きる動物達のたくましさを、
よく表されていると思います。
今回、古本屋で見つけたのは、
北海道に住むくまげらの家族のおはなし。
大自然に生きる親子愛が描かれています。
子どもが成長する中で、親の存在は欠かせません。
ひとりぼっちの夜、くまげらの子が、
くまげらがあけた穴から、笑い声が聞こえてきて心細くなります。
でも、おとうさんの存在に気付くと、
笑い声もなくなり、安心したというエピソードは、
人間の親子も一緒だな〜と思いました。
娘は、手島圭三郎さんの版画絵本が大好きです。
久しぶりに、お気に入りの『拍手』をもらいました。 (多夢さん 40代・ママ 女の子9歳)
|