日本が鎖国している時代、アメリカという国の文化を初めて伝えた日本人・ジョン万次郎。彼の人生は、漂流から米国船に助けられ、アメリカに滞在するなど、波乱と冒険に満ち溢れていた。その生涯をわかりやすい日本語と英語で、日米の架け橋となるよう願いが込められた、愛と勇気の物語。
ジョン万次郎については、知っている人は多いかもしれないけれど、それほど詳しく知っているわけではない人も多いのではないでしょうか。
遭難したところを助けられ、アメリカに渡った漁師であること。
日本に戻って日本の開国に力を与えたこと…、このあたりからぼんやりしてしまうのですが、アメリカではどうだったのかは私もまったく知りません。
鎖国時代の日本、人種差別の国アメリカ、苦労は多かったと思いますが、この絵本は極めて好意的に美しく描いているように思いました。
しかも、文章も和訳も絵もアメリカ人であることが驚きです。
ジョン万次郎はアメリカにとっても偉業をなした人だったのですね。
絵には多少違和感も覚えますが、意味のある絵本だと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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