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大千世界の生き物たち

大千世界の生き物たち

  • 絵本
作・絵: スズキ コージ
出版社: 架空社

税込価格: ¥2,090

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作品情報

発行日: 1994年
ISBN: 9784906268627

ベストレビュー

思わず「ぶっ!」でした。

スズキコージさんが発見した(?)不思議な生き物たちの画集のようなものでした。
1匹1匹(こういう数え方でいいのでしょうか?)が、風変わりな形をした存在で、それでいて「アリかもしれない」と思ってしまいました。

紹介されている生き物たちの中で、個人的にウケたのは、
「フミキリン」(一部を紹介すると)
 《鉄道線路の踏切番といわれているフミキリンは、むりやりこの仕事をやりだしたわけではなく、ボランティア活動的に自ら楽しんでいる様子で……》と、説明書きが続いて行くのです。

他には、一見ブタのような、ゾウのような姿の馬みたいな生き物「ブマ」だとか、消防車の後ろについて走っていく半人半獣の「ヤジウマン」だとか出てきます。
この「ヤジウマン」は、火事場が好きで一番いい席で、消防活動を見物するらしいのですが、ときには助けを求めている人を救助したりするという変なやつです。
他にも、スズキコージさんら名では!みたいなキャラクターがいっぱい登場します。

でも、この本のなにより見てほしいところは、
表紙の内側の部分。
(なんというんでしょう?)の前と後ろに、
スズキコージさんらしき人が、不思議なお面をかぶった姿で
写真に収まっているんです。
その不思議なポーズとお面の表情ときたら!サイコ―です。

絵図鑑みたいになっているので、1枚の絵に対してその横に小さな説明文(物語)が付いているような感じです。
こういうのは、不思議なものが大好きな男の子にお薦めしたいです。
小学校中高年のおことの子、どうですか?興味があったらぜひ読んでみてください。
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子9歳)

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