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12歳〜

6145件見つかりました

★5  優しさってアッタカイ 投稿日:2014/12/03
beeさん 50代・その他の方・福島県  
てぶくろ
てぶくろ 作・絵: いもと ようこ
出版社: 講談社
私は冬になると亡くなった父が私にしてくれた話しを思い出します。父が幼い頃育ったのは昭和の初期、決して裕福な家ではなかったそうです。当然、お風呂などは家には無くたまに行く夕暮れどきの銭湯が唯一の楽しみだったといいます。いつもの銭湯。5歳の冬。その日は冬の寒い最中で手がかじかんだのでしょう。てぶくろなんて当然ありません。父が手を冷たそうにしていると父の「母ちゃん」がギュつと手を握ってつないでくれたそうです。父は長男で「母ちゃん」とはほとんど手はつなげなかったといいます。たった一度の思い出。「母ちゃんの手ってこんなにあったかかったんだ...」そう話して涙した父の顔が今でも忘れられません。幼くして「母ちゃん」を亡くした父ですが、どんなてぶくろよりきっと「母ちゃんの手」は暖かかったのでしょう。そんな私も母になり子供は大きくなりました。今年も冬がやってきました。タンスからてぶくろを出すたびに父と私の祖母である「母ちゃん」との暖い思い出が私の心を包みます。
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★5  唸ったきり感想なし 投稿日:2014/12/01
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
かないくん
かないくん 作: 谷川 俊太郎
絵: 松本 大洋

出版社: 東京糸井重里事務所
これまたすごい絵本ですね。
中表紙からすごい。薄紙一枚の仕掛けで、隣の席の空白がものすっごく伝わってくる。
心が痛いわけではない。しかし先日まで存在した人が、ある日存在しなくなってという空虚感は感じる。
白の多用で、よけいそう感じた。この白は、考えさせる白だなあと。

死とは。
自分や身内が亡くなるのとは違うから、恐怖や強い激しい感情はないかもしれない。けれど喪失感や空虚感はしばらく続く。
そんな様子がよく表れていた。

小6は「うーん」と言ったきり感想なしだった。それはなにも感じなかったのではなく、思うところはあったがすぐペラペラ言えるようなものではなく、のうなり声。
なにかの拍子に漏れ出るのを待っています。
ヤングアダルト以上の絵本であり、お友達が亡くなったからと読む本でもない。普段読んで心にストックしておくといい本かなぁ。
絵と文章と装丁と、すべてが絡まって一冊になっています。
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★4  壮大な不思議絵 投稿日:2014/11/30
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
真昼の夢
真昼の夢 作: セーラ・L・トムソン
絵: ロブ・ゴンサルヴェス
訳: 金原 瑞人

出版社: ほるぷ出版
知らぬ間に読んでいた娘が、再読したいからと借りた本。
不思議な絵が迫力で「お母さん見て、すごいでホラ」と見せてくれるのですが、私はなんとも。
エッシャーの絵なら釘付けになったことはあるのだけど。そういう緻密なトリックアートという風でなく、世界を書き込んだ壮大な一枚絵といった印象。

娘はじっくり再読して満足していました。やっぱり素晴らしいとの感想でした。
間をとって★4かな。
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★5  うんち擬人化 投稿日:2014/11/29
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
こいぬのうんち
こいぬのうんち 作: クオン・ジョンセン
絵: チョン・スンガク
訳: ピョン・キジャ

出版社: 平凡社
ここでの評価を見て興味を誘われました。
本当に、表紙からは想像できないお話ですね。てっきり食物連鎖かと。
連鎖には違いないけど、愛が感じられるつくりに。
それは生きとし生けるものへ命を繋いでいく愛であり、地球の愛とも考えられます。あなたにしかできない役割があるから生きている、そんなメッセージも読み取れたでしょうか。

まさかのうんち擬人化に、忙しい小6の娘も耳を傾けていました。やっぱり思いがけない内容だったようで、土くれが戻っていくシーンでは「なんで自分ンちの土くれとわかるんや(土なんて全部一緒ではないか)」、結末には「ええ〜」との声があがっていましたよ。
もちろん小学生にもいいですが、思春期になって孤独にさいなまれたり、生きる意味を考える頃にも良いですね〜。

そして思ったのが、自分なんて何の役にたつのだと、思いっきり嘆き悲しみ考える行為は、成長のために必要不可欠だなということ。
安心して周囲に弱音を漏らし、本や人からのアドバイスにヒントを得ていく過程が必要かなと思いました。
その時私たち親にできることは、畑のおじさんのように、うちの子だと拾い上げることかなぁと。そんなことも思いました。
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★5  片づけないと……?! 投稿日:2014/11/28
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
それなら いい いえ ありますよ
それなら いい いえ ありますよ 作: 澤野 秋文
出版社: 講談社
なんとなく宮沢賢治を彷彿。
まず見開きを眺めて、ストーリーになっている後ろと照らし合わせてフムフム。ヘビくんのおうちが良かったな〜。
それから細かな絵を丹念に追って、部屋が汚いときときれいな時で、置物の表情が違うことなど発見しニヤリ。
お話もオチまであってフフンと笑い。
手元でじっくり楽しむ絵本ですね。
掃除しないで、いっそきれいな部屋に引っ越そうというアイデアに感服いたしました(笑)
が、上回るちゃたろは素晴らしい。オチがきいていました。

娘は、手にしたとたん「すごい書き込みやな〜あ」と感嘆し、最後は鼻で笑って、一笑に付していました。ついこの間まで、散らかった部屋の主だったので、思うところがあったのでしょう。
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★4  おとなっぽい絵本 投稿日:2014/11/28
クック♪さん 10代以下・その他の方・京都府  
コーギビルのいちばん楽しい日
コーギビルのいちばん楽しい日 作・絵: ターシャ・テューダー
訳: 食野 雅子

出版社: KADOKAWA
クリスマスというと、派手で、みんなでパーティー……。
そんなにぎやかなクリスマスの絵本も大好きです。
だけど、この絵本は少し違う、大人のクリスマスを描いています。
実際に、ターシャの過ごしたアメリカのリアルなクリスマスです。

クリスマスの準備など、わくわく感がぎっしり詰まった1冊です。
一度くらいは、こんなクリスマスを過ごしてみたいです。

そして、翻訳についてなのですが……
私は、ターシャさんの絵本は、これで3冊目なのですが、
今まで、クラシックコレクションしか読んだことがありませんでした。
クラシックコレクションでは、内藤里永子さんが翻訳をされていて、今回は食野雅子さんということで、少し違う印象を受けました。
もちろん、どちらも大好きです(^_^)

翻訳される方が違うだけで、印象が変わるのもおもしろいですね。
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★5  不思議なアレンジの「うらしまたろう」 投稿日:2014/08/19
ヒラP21さん 60代・パパ・千葉県  
武井武雄絵本コレクション うらしまたろう
 武井武雄絵本コレクション うらしまたろう 絵: 武井武雄
文: 槇 晧志

出版社: フレーベル館
なんとも不思議な感覚の「うらしまたろう」です。
うらしまたろうがカメとのやりとりで歌う不思議な歌、竜宮城から帰ってきたたろうの衣服の異国感、しまいにはたろうは鶴になって去っていきます。
ちょっと奇抜な感じがしましたが、武井武雄ワールドの入門編かもしれませんね。
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★5  高学年の女子グループで悩んだときに 投稿日:2014/11/27
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳、
わたしはみんなに好かれてる
わたしはみんなに好かれてる 作: 令丈 ヒロ子
絵: カタノ トモコ

出版社: ポプラ社
タイトルのインパクトでチョイス。
たくさん著書があって、どれも人気だとは知っていたが、すみません読まず嫌いでした。
面白かったです。すごく巧みな描写をする人だなぁ。

中高学年の女子グループのやりとりがよく描けている。それがこういう心理に発するのだと、非常に興味深く読んだ。
自分の子供時代がいかにバカだったか、ちょっと落ち込んだ(笑)
女の子には、つきあいが難しくなり、必ず仲間はずれなど出てくる時期がある。いじめも表層化しなくなり、都合の悪いことは話さなくなり、親としても難しい時期だと思う。
ギャングエイジ。
そんな時期に、子供が自分の道しるべをとる本として良いなぁ。挿絵も文具の一期一会シリーズの画家さん。手に取りやすい。
娘も自ら読んでいました。

主人公のクラスメイトの立場で見た「わたしはなんでも知っている」という本と対になっています。こちらはボーイッシュな女の子のよう。

そうか。自分の気持ちを知り、大切にすること。相手の気持ちをわかること。
子供が躓いたとき、大人がこういうことをアドバイスもいいかもね。
うちでは、他人の中で恥ずかしくないよう外見を気にするのも社会性の発達として見守っております。
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★4  ユーモラスな 投稿日:2014/11/26
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
となりのモリタ
となりのモリタ 作: 神沢 利子
絵: 片山健

出版社: クレヨンハウス
片山健さんの絵本、力強い絵からからでしょうか。くまが多い気がしました。

思いつくだけでも「たのしいふやごもり」「おべんともって」などはくまの子どもが主人公です。

お友だちのいなかったくまのマリコは、モリタという男の子のこぐまと知り合います。

ところが穴に落ちてしまうマリコ。さてどうなる?もし、これが自分の子どものお話であったとしたらとてもこわいのですが、それはお話の世界のこと。

マリコとモリタのやりとりや、マリコが帰宅後におとうさんに話した内容がユーモラスに感じました。
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★4  人間の性と業の深さ 投稿日:2014/11/26
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
いまむかしえほん(8) みるなのへや
いまむかしえほん(8) みるなのへや 作: 広松 由希子
絵: 片山 健

出版社: 岩崎書店
「みるなのくら」といって浮かぶのは、赤羽さんの絵本。一つひとつの蔵の場面は、文章がほとんどなかったということを思い出しました。

この絵本も、蔵の場面はやはり言葉が少なく、絵を描いた片山さんのイメージにゆだねられているように思いました。

中でも目を惹いたのは、いきいきとした馬の場面でした。今にもこちらに向かってかけてきそに思えました。

最後の男の姿がとてもこわくて、男のその後はどうなったことだろうと、「みるなのへや」、昔話としてはこわいお話の部類なんだといのうが、より一層伝わってきました。

禁断のものであればあるほど、開けてみたくなる人間の性・業の深さを感じるお話です。
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★5  鈴木サツさんの語りが 投稿日:2014/11/26
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
天さあがった男
天さあがった男 絵: 片山健
語り: 鈴木 サツ

出版社: 瑞雲舎
最近、片山健さんの絵本を勉強する機会があり、この絵本も片山さんだったんだなぁと思ったところでした。

鈴木サツさんの語りがそのまま文章におこされているとても貴重な絵本です。シリーズでもあり、お話にマッチした絵がつけられているのも見どころの一つです。

遠野の言葉を直接聞いたことはありませんが、声に出して読んでみると、なまりを知らなくても独特な言葉の響きが感じられます。

読んでいて思い出したのは、片山健さんは「ジャックとまめの木」の絵も描かれていたなぁということ。国は違っても似通ったお話を片山さんが描かれているというのがとても興味深く、鬼・天上という迫力のある世界に片山さんの力のある絵が合うということなんでしょうね。

初めにも書きましたが、この絵本はシリーズがあるので、こんな方言絵本のシリーズもあることを多くの方に知っていただけたらと思います。
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★5  おかあさんぐまの愛に包まれているような 投稿日:2014/11/26
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
たのしいふゆごもり
たのしいふゆごもり 作: 片山 令子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
冬ごもり前の時期にちょうどいいかなと思い読んでみました。

子どもちがよく反応していたのは、魚とりの場面、お母さんぐまが魚をとる様子はとても迫力があります。

小さなくまは冬ごもり前の収穫の戦力にはならないけれど、とても楽しそうに収穫している様子が伝わってきます。

おかあさんぐまとこぐまのやりとりがとてもほほえましく、おかあさんぐまの優しい愛に包まれているような温かい気持ちになりました。
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★4  強欲なおばあさん 投稿日:2014/11/26
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
したきりすずめ
したきりすずめ 作: 松谷 みよ子
絵: 片山健

出版社: 童心社
片山健さんの本を勉強している時に読んだ本です。

心の美しいものが幸せになるというのは、昔話の定石。親切で心の優しいおじいささんは優しく、そして強欲なおばあさんは、本当に醜い心がそのまま姿に表れているように描かれています。

小学1年生に読んだ時、ちょうどDVDで見た食後だったらしく、次は「こんな風」と言いながら聞いていました。

同じ場面は「おんなじ」、違う場面は「違ってる」という声もしました。知っているお話であっても昔話は力強い。そんな風に感じました。

片山健さんの絵もよくマッチしています。
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★5  作品を知る手掛かりに 投稿日:2014/11/27
はなびやさん 40代・ママ・愛知県  男の子13歳
絵本作家のアトリエ 3
絵本作家のアトリエ 3 著: 福音館書店母の友編集部
出版社: 福音館書店
「母の友」の連載で毎回楽しみにしているのが、この絵本作家のアトリエです。

回を重ねてこのシリーズの本もすでに三冊となりました。

絵本作家さんの絵本を勉強する上で、とても役に立つこの本。日本だけでなく、海外の作家さんにもインタビューをしてくださっているのがうれしいです。

この本を読むと寡作な作家さんはなぜ寡作なのかもわかりますし、創作の裏側、作品のできるまでも知ることができます。

作品の背景にあるこものを知ると知らないでは、作品を深く読み込む時には違ってくるように感じます。

「母の友」の連載も楽しみですが、こうしてハードカババーになり、たくさんの作家さんの背景を知ることができとてもうれしいです。
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★5  鳥の巣エッセイ 投稿日:2014/11/25
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
ぼくの鳥の巣コレクション
ぼくの鳥の巣コレクション 作・絵: 鈴木 まもる
出版社: 岩崎書店
『ピン・ポン・バス』などの画家の、魂のこもった熱い本です。
読み始める前と後で表紙の見方が変わります。でもって公園なんかでちょっと木を見上げてみたり(^^)

巣が鳥個体によってひとつひとつ違っているなんて、初めて知りました。
だからって棲んでいた鳥が、王国を落ち延びたプリンセスでお腹には最後の……なんて考えませんけどね(笑)
巣ひとつで繰り広げられる作者の妄想が楽しく、適度な薄さと美しい絵ですぐ読めます。
自然好きな方は、軽い気持ちでパラパラっとどうぞ。心が豊かになりますよ。
ヤングアダルトはもちろん、都会でお疲れの大人にもオススメします。絵が美しいので、子供と眺めて話すのもいいですね。
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★5  命とは、生きていくとは 投稿日:2014/11/25
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
福音館文庫 銀のほのおの国
福音館文庫 銀のほのおの国 作: 神沢 利子
絵: 堀内 誠一

出版社: 福音館書店
素晴らしいっ!ぜひ子供に、子供の間に読んで欲しい!
正直言って、パノラマが広がるほどお話の中にどっぷりハマって読めたわけではありません。子供向けかと思われる箇所もあり、なんとなく読みづらかったのは事実です。
しかし!!!
自然の営み、命の尊さ、食物連鎖というテーマがこんなに突き刺さった作品は初めてです。アニメやマンガなど、他のメディアの追従をも許しません。もう心の臓にグサリと刺さる作者の「命とは?」という問い。
日本にもこんな鋭利な素晴らしいファンタジーがあったのかと誇らしく思いました。
逆に言うと日本離れしています。少し『ナルニアの国物語』に似ているかな。

私たち母親世代が子供の頃は、生き様を垣間見るような、厳しく泣けるような動物ものが多かった。平気で死体を描いてあったり。
けれども昨今の子供向けメディアからは、そういう”必要な残虐シーン”が抜け落ちている気がします。チャンバラで戦った末の死とは違う・・・生きるための殺しというのがどういうものか、肌で感じられる作品となっています。
グロいシーンはありませんが、それでも”命の痛み”を感じられます。文才ですかね。
私が子供の頃読んでいたなら、ずっと忘れられなかっただろう作品です。

しかし普通の小3が、飢えをしのぐためとはいえ、死んでたライチョウを解体して食べられるだろうか。
今時のサラリーマン家族の子には無理でしょう。私もようしません。
田舎の人から見たら、生命力のないもやしっ子かもしれないなぁ。
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★5  子供版ダヴィンチコード? 投稿日:2014/11/25
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
おばけ美術館(1) おばけ美術館へいらっしゃい
おばけ美術館(1) おばけ美術館へいらっしゃい 作: 柏葉 幸子
絵: ひらいたかこ

出版社: ポプラ社
子供版『ダ・ヴィンチ・コード』?!
マンガを読むのと同じぐらい、ドップリ楽しく軽く読めました。話題になった時事が嫌味でなく上手に組み込まれていて、大人が読むとクスッと笑えちゃいます。
美術作品のおもしろさが伝わってくるので、ちょっと美術館へ行ってみたくなる子がいると素敵だな。こういう楽しみを教えられる親ばかりとは限るまい。本から吸収するというのもありですよね。

娘は一気読みして面白い!と次作も手に取っていました。
世界に惹きこまれて遊べるエンターテイメントブックですね。
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★4  読後の楽しみ方 投稿日:2014/11/25
てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい・奈良県  女の子12歳
新潮文庫 バルサの食卓
新潮文庫 バルサの食卓 著: 上橋 菜穂子 チーム北海道
出版社: 新潮社
子供に請われてチョイス。
その子供は『獣の奏者』の愛読者。母は「守り人」。
文中、二人それぞれに食べてみたくなった料理がある。
ちなみに私は、タンダの作ってくれるお粥。疲れているのか(笑)

これは図書館などで借りてはいけません。買うのだった。
手元に置いて楽しみたいから。
出来上がった世界のこと、それも料理下手な私が再現なんて無理と斜に構えていたが、作れそうなのもあって。親子で読んで、その世界をドップリ体験なんて楽しすぎる。
とはいうものの、「守り人」がほとんどでした。

願わくば、普通のレシピ本のサイズで読みたかった。文庫では、図書館でも文庫棚に並べられて埋もれてしまいます。
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★5  泣けます 投稿日:2014/11/19
イザリウオさん 40代・ママ・群馬県  男の子14歳、男の子12歳
赤いおおかみ
赤いおおかみ 作・絵: フリードリッヒ カール ヴェヒター
訳: 小沢 俊夫

出版社: 古今社
赤いおおかみ 何のことだろうと思って読み始めました。
それは、赤毛の犬のことだったのです。

赤いおおかみは、普通にお母さんと兄弟と一緒に暮らしていたのに、突然独りぼっちになり、オオカミに拾われてオオカミの子供と一緒に大きくなったのです。
それはありえそうだけど、この赤いオオカミがそう言われる由縁となったのは、なんと言っても見た目は違っていても本当のオオカミだったからだ。

最期、自分の豊かな生涯を回顧するところなど、もう涙があふれて止まらなかった。
そう。
生まれて、出会い、育ち、闘い、食べ、悲しみ、オオカミとして一生を終えたことに心から満足して死んでいった。

私も赤いオオカミのような一生を望みます。
この本は、子供が思春期になったら是非読んでほしいです。
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★3  意味不明・・・ 投稿日:2014/11/19
イザリウオさん 40代・ママ・群馬県  男の子14歳、男の子12歳
いくらなんでもいくらくん
いくらなんでもいくらくん 著: シゲタサヤカ
出版社: イースト・プレス
シゲタサヤカさんのほかの作品が面白かったので、今回も期待したのですが、はっきり言って期待はずれでした。

いくらくんが何でも作れてしまうのは、まあありかな〜と思って楽しんでいましたが、結局、なんでいくらだったかと言えば、題名の
いくらなんでも
のいくらの部分にかこつけたかっただけなのでしょうか。

疑問ばかり残る話でした。
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