
静かな海で、らっこの親子が暮らしています。 パパらっことママらっこのまんなかで、らっこのラッキーはぷかぷか浮いてうれしそう。 「きょうは どんな たのしいことが あるかしら」 ママらっこはお出かけで、パパらっこはラッキーに泳ぎをおしえてくれることになりました。 あれあれ、でもパパったら「ぐう すう ぴい・・・」波にゆられているうちに寝ちゃった! 眠るパパらっこのおなかにのぼってあそんでいると、ママらっこが帰ってきました。 「ごはんにしましょう」の声で目を覚ましたパパらっこ。 「こうしちゃいられない! ラッキー、おいで。いっしょに かいを とりにいこう!」 ずんずんもぐる海の底。胸がどきどきのラッキー。両手で貝をつかむパパを見習って「ようし ぼくも」。 おいしそうな貝に手をのばしたそのとき、何か大きな生物にラッキーは捕まって・・・!?
家ではいつもお昼寝ばかり、ママより何をしているのかわからないパパ。 だけど、いざというときはたよりになる!? そんな「パパならでは」のストーリーに、親子で笑顔になりそう。
大人気「びよちゃん」シリーズの生みの親でもある、いりやまさとしさんが描くほのぼのした海の絵本。 いりやまさんご自身、ふたりのお子さんがいらっしゃるパパでもあります。 ちゃっぷん、ちゃっぷん。ラッキーみたいに海に浮かぶ気分になって、時にはおなかに子どもをのせて。親子でらっこの世界を楽しんでくださいね。 朝から夕暮れへとうつっていく海の色がきれい。 らっこの愛らしさ、よりそって暮らす家族の素敵さが、まっすぐ伝わってくる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

<かわいいらっこの家族のほのぼのとしたお話> らっこのラッキーは、パパらっことママらっこといっしょに、静かな海で暮らしています。ママらっこは、ラッキーのお世話をしたり、食べ物の貝を割る石を集めたりと大忙し。パパらっこは、のんびり昼寝ばかり。ところが、食事の時間になると「ラッキー、行くぞ」張り切って、海に潜っていきました。 パパらっこは、海の中で貝をいっぱい集めます。ラッキーも「ようし、ぼくも!」すると、ラッキーの採った貝を横取りしようと、大だこが現れました。「パパ、たすけてー!」
いりやまさとしのあてっこしかけえほん 〇わんわんだーれだ? 〇ぱおーんだーれだ? 好評発売中

パパ、大活躍!
遠い静かな海に、らっこの親子が住んでいました。
今日は、どんな楽しいことがあるかしら。
ママらっこがお出かけしたあと、パパらっこはラッキーに泳ぎを教えてくれることになったのですが…
波に揺られるうちに、ぐう すう ぴい…
と、パパらっこが眠ってしまいます。
ラッキーとパパらっこの触れ合いが、微笑ましい。
優しいパパ。
ラッキーがパパのお腹の上で遊ぶ姿は、とっても可愛いです。
そして…いざという時にはとっても頼もしいパパ。
ラッキーの危機を救うのですから。
ラッキーは、一日でいろんなことを体験しました。
親子で晩御飯を食べるシーンは、平和で安心します。
やっぱり家族団らんで暮らせる幸せは、何ものにもかえがたい。
いりやまさとし氏の描くほのぼのとした絵は、
読み手も聞き手もほっこりとさせてくれます。
年中さんへのおはなし会で読み聞かせをしました。
所要時間は約4分でした。
実はラッコは絶滅危惧種に指定されており、日本の水族館で見られるのは3匹しかいないそうです。
寂しいですね。
またいつか、らっこの姿が、どこでも見ることが出来ますようにと願いを込めて。 (多夢さん 60代・ママ 女の子24歳)
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