へっちゃらトーマス
  • ちょっとためしよみ

へっちゃらトーマス

  • 児童書
文・絵: パット・ハッチンス
訳: 小宮 由
出版社: 大日本図書

在庫あり

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2016年01月25日
ISBN: 9784477030456

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
A5 48P

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

末っ子を描いた『ティッチ』や『ロージーのおさんぽ』などが人気のパット・ハッチンスのお話絵本です。
主人公はこれまで一度も字をおぼえようとしたことがない男の子、トーマス。
先生が「字をおぼえなさい」と言っても「かんけいないね」。
「ペンキぬりたて」の立て札が読めず、頭からペンキをかぶることになっても「かんけいないね」。
デパートの扉の<ひく>を押して、外へ出ようとしたお客さんたちをひっくりかえしても「かんけいないね」。

何事にも「かんけいないね」とへっちゃらのトーマスが巻き起こす珍騒動。
くすっと笑いたくなるやりとりが繰り返されます。
とうとうトーマスは警察につかまって……!?
さあ、トーマスは字をおぼえる気になるのでしょうか。

おもしろいのは「誰が」最後にトーマスに字を教えたかってこと!
まさか字が読めないためにこんなことまで起きないでしょ、と言いたくなるのですが、それはそこ、パット・ハッチンスらしい茶目っ気が漂います。
黄色みの強い色彩、表情や動作をとらえた線、吹き出しのせりふがヨーロッパの漫画絵のような雰囲気。
トーマスは最後の最後まで「かんけいないね」ですが……。ちょっぴり人生は変わったみたい!?
字をおぼえたら楽しいこともあるかもよ、とユーモアたっぷりにハッチンスさんが誘っていますよ。

読んであげるなら3・4歳くらいから。小学校低学年の一人読みにもおすすめ。
翻訳家・小宮由さんがえらぶ幼年童話「こころのほんばこ」シリーズ第3弾です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

へっちゃらトーマス

出版社からの紹介

トーマスは、字を覚えようとしないために、次々と問題をおこしていきますが、「かんけいないね!」と、どこふく風。
ところが、ある日、大事故をおこしてしまって・・・!?
破天荒なトーマスのふるまいに、子どもが笑って読み進める事間違いなしの1冊です。

ベストレビュー

我が家の息子も?!

『ロージーのおさんぽ』や『おまたせクッキー』など、ハッチンスの賑やかで明るい絵本が大好きです。こちらも、タイトルを読んだだけでドキドキして、読むのが楽しみでした。
字を覚えようとしない男の子のお話です。私には我が家の6歳の息子も字を読むのが苦手なので、息子もトーマスのようになっちゃったらどうしようと、ドギマギしてしまいました。
息子も一緒に読んだのですが、最初は心覚えがあるからか、苦笑いしていましたが、だんだんと本当に笑っていました。
息子もトーマスのように、字を覚えて、本を読むことが好きな子になってほしいです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子6歳)

パット・ハッチンスさんのその他の作品

なんにかわるかな? / ロージーのひよこはどこ? / まんげつダンス! / がたごと ばん たん / かえりみちを わすれないで / ヒギンスさんととけい

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