夜をあるく

夜をあるく

  • 絵本
作: マリー・ドルレアン
訳: よしい かずみ
出版社: BL出版

在庫あり

税込価格: ¥1,760

絵本ナビ在庫 残り8

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2021年11月10日
ISBN: 9784776410317

出版社のおすすめ年齢:3・4・5歳〜
280mm×210mm 32ページ

この作品が含まれるテーマ

目を凝らせば見えてくる 『夜をあるく』 【NEXTプラチナブック】

みどころ

ママが真夜中にぼくたちの部屋のドアを開け、ささやく。

「やくそく、おぼえてる?」

ぼくたちは、おしゃべりもせず着がえ、家族4人で玄関を出る。夏の夜は静かで、アヤメとスイカズラのにおいがする。窓のあかりが輝く大きなホテルの横や、ぼんやりと灯る町はずれの家の前を通りすぎ、どんどん歩いていけば、やがてそこは山のふもと。暗さに目が慣れてくると、感覚がどんどん研ぎすまされていくよう。木の皮のにおい、枯れ枝がぽきりと折れる音、さわさわと揺れる大きな木々の葉っぱ。

家族4人で訪れる夜の森。そこにあるのは、特別な体験。湖に映る月。草むらに寝っころがって見上げる星空。険しい山道。そして……。

深く美しい、青い景色で始まるこのお話。照らされているのはほんの一部。その暗さはずっと続く。それでも目を凝らしていけば、何もかもがしっかり見えてくる。家族と一緒だからこそ、わくわくできる真夜中の時間。こんな冒険ならしてみたい!

フランスから来たこの絵本。たとえ冬だとしても、昼間だとしても、こんな景色が身近になかったとしても。読み終われば、まるで一緒に体験したかのような清々しい気分に。最後のページのまぶしさを味わいながら、少し計画を立ててみようかと考えてしまいますね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

真夜中に、お母さんに起こされたきょうだい。「やくそく、おぼえてる?」と、家族4人で夜の中へ出かけていきます。夏の夜は静かで、あかりが灯っていたり、遠くから音が聞こえてきたり、においにも敏感になります。やがて景色は町から自然の中へ。くらい山道、池に映る月、満天の星……そして、険しい山道を登っていった先では、うつくしい日の出が家族を迎えます。

ベストレビュー

夜の静けさと、それに続く希望のような光・・

日の出前に出かけ
暗い森を抜け、山を登って、夜明けを見る。
その行程が丁寧に描かれています。

夜の色が絶妙です。
またそこに描かれる夜の風景も・・。
月や星、部屋や街や列車の明かりが効果的にちりばめられ、
暗闇だからこそ浮かび上がる、ある種ありふれた景色が
輝いて見えます。

とうとう到着した夜明け前の山頂から見えた日の光は
それはそれはまばゆく
まるでかがやく希望のよう。

素敵な一冊に出会えました。
(やこちんさん 50代・ママ 女の子17歳)

よしい かずみさんのその他の作品

おおきな おおきな あさごはん / 深い海の伝説をさがして / しずかなこえ / いぬのサイモン ほねがほしいもん / まぼろしの巨大クラゲをさがして / みつけるシリーズ 食物連鎖する動物


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご