郵便屋さんの話

郵便屋さんの話

  • 児童書
作: カレル・チャペック
絵: 藤本 将
訳: 関沢明子
出版社: フェリシモ出版

税込価格: ¥1,466

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作品情報

発行日: 2008年03月
ISBN: 9784894324251

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

チェコを代表する劇作家でもあり、小説家でもあるカレル・チャペック。
チャペックは11編の童話を書き、本書は1931年に発表された短編集に収録された1編に、日本人の画家が描きおろした絵が入った、単行本です。

コルババさんという郵便屋さんが、ある日、自分の仕事にやる気をなくしてしまいます。郵便物を配達しても、手紙の内容はどうでもいいものばかりだし、郵便局は退屈でワクワクするような事柄は何もおきない、そんな風に思ってしまい、つい、ストーブの横で居眠りをしてしまいます。ふと気づくと、なんともう夜更け。もちろん同僚はみな帰ってしまいました。ネズミが走り回るような音で目をさましたのですが、目をこらしてみると、なんとネズミではなく、郵便局員の姿をした小人です。なおもみていると、小人たちは、自分らの郵便仕事が終わり、トランプをはじめました。札は手紙です。信書の秘密があるので、中をあけることはできない手紙ですが、小人たちは特別な力でもって、トランプをすることができたのです。コルババさんは小人たちの前に姿をあらわし、その秘密を聞くことができました。そのことが、コルババさん助けることにつながっていくのですが、もちろんその夜には気づいていません……。

仕事に喜びを見いだせなかったコルババさんが、小人たちと偶然出会うことによって変化がおこります。無味乾燥に思えた手紙にも真心がこもっているものがあるのです。
心をこめて書かれた手紙のもたらす幸福感――これはいつの時代にもあるのではないでしょうか。

ベストレビュー

友人からもらったラブレター

大切で大好きな友人から
プレゼントしてもらった絵本

わたしは絵本も手紙も、
思いを伝えるものだから大好き!
2つをいっぺんにプレゼントしてもらった気分で
すごくうれしかった宝物です


郵便局に住んでいる小人たちは、
手紙を触ればその手紙の内容がわかります。
小人たちは、その内容の温かさの程度で手紙の強さを決め
その手紙の強弱でトランプゲームをするのです。
郵便局屋で働くコルババさんは、
その小人の不思議な力によって判明した
届け先のわからない、けれどもとても心のこもった
大事な手紙を届けようと、
必死になって宛先を探しに行きます。
そしてコルババさんは、自分の仕事への
やりがいを見出すのです。


誰かのために動けるって本当に魅力的で素敵!
そして何事も、心を込めるということの大切さ。

忘れないように 何度も何度も読まなくてワ
(みみこめさん 20代・その他の方 )

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