あかがいちばん

あかがいちばん

  • 絵本
作: キャシー・スティンスン
絵: ロビン・ベアード・ルイス
訳: ふしみ みさを
出版社: ほるぷ出版

在庫あり

税込価格: ¥1,320

絵本ナビ在庫 残り1

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2017年12月
ISBN: 9784593505999

A4変

この作品が含まれるテーマ

みどころ

わたしは「あかい」くつしたが好き。
「あかい」うわぎがいちばん好き。
ながぐつだって「あか」、てぶくろだって「あか」。
パジャマだって、コップだって、ピンどめだって。
もちろん絵の具も「あか」がいちばん。

「おかあさんったら あかのこと、なんにも わかってないんだよ」
女の子は言います。

確かにおかあさんは「こっちの方が似合うでしょ」「穴があいてるからやめなさい」「それじゃ寒いでしょ」「何色だって一緒でしょ」って。おかあさんですからね、そりゃ言います。

でもね、女の子はわかっているんです。「あか」には特別な力があるってこと。「あかいくつした」なら、いつもより高くジャンプできるし、「あかいてぶくろ」なら上手に雪玉がつくれる。「あかいパジャマ」を着ていれば、寝ている間におばけを追い払ってくれるし、「あかいピンどめ」をすると、髪の毛が笑い出す。

彼女は「あか」が大好きなのです。わかる、わかるよ。
大人の私も思います。「あかって、とっても素敵な色だよね。」

子どもの「好き」を、こんなに明確に愛らしく描いた絵本があるでしょうか。
そして、それは何かを「好き」な人たちの心を確実に捉えて離さないのです。
カナダ生まれの世界的ロングセラー絵本、待望の復刊です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

あかがいちばん

出版社からの紹介

おかあさんは ちっとも わかってくれないけれど、
あかって とってもいい いろなの。
あかいくつしたをはくと いつもよりずっと たかくとべるし、
ジュースだって あかいコップで のむほうが だんぜん おいしい。
わたしは あかが だいすき。だって、あかは
せかいで いちばん すてきな いろだから……。
カナダで1982年に刊行され、多くの賞にかがやいた、
世界的ロングセラー絵本。

ベストレビュー

子どもの気持ち、母の気持ち

「おかあさんったら あかのこと、なんにも わかってないんだよ。」
こんなドキッとする言葉で、「わたし」のおはなしが始まります。

赤い靴下、赤い上着・・・彼女が語る赤が好きな理由、どれもふるっているんです。
彼女でなければ気付かなかったかもしれない、赤の魅力。
「だけど あかいピンどめをすると、かみのけがわらいだすんだよ」
みずみずしい感性が羨ましいなぁ。
お母さんに反抗したいだけ、じゃないんですよね。

でも本当は、お母さんの気持ちの方が分かるんです。
上の息子も、赤い服にこだわった時期がありましたから。
どこまで合わせればいいのか、息子のいいなりになったらわがままな子になるんじゃないかと、
当時は結構悩んだものです。

もっとゆっくり話をきけば良かったのかな、と今は思います。
「どうして赤なの?」と理由を聞いていたけれど、
「赤が好きなんだね。」って話していたら
この女の子みたいに言葉にできなくても、何か分かち合えることがあったかもしれないし、
結局、赤以外を選択することになっても、気持ちの折り合いがつきやすかったかもしれない、なんて。

シンプルな文章と絵に赤が映えて、とても印象に残る作品でした。
譲れない、大好きなものがある幼児さん〜園児さん位のお子さん、
そしてお母さんにおすすめです。
(ランタナさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子6歳)

ふしみ みさをさんのその他の作品

だれだって / うみのかくれんぼ どこかなどこかな、いきもの100ぴき / あかりを ひとつ ともしてみたら / スキャリーおじさんの くるま ひこうき のりものだいすき! / こまった こまった / くらくて ふかい もりの おく


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご