乗り物好きな子の中でも電車派と車派に分かれます。今回は電車、汽車の絵本にしぼって。夏休みにおばあちゃんのうちに行ったり、旅行に出掛けたり、電車を見にいったり・・・普段あまり見かけない電車を見かける機会も多かったのでは。更に電車にはまっていく子もたくさんいるでしょう。写真絵本ももちろん魅力的だけど、電車の出てくるお話や絵本ならではの描写をじっくり味わって!
電車絵本の数々を読んでいると何がこんなに子供達を惹き付けるのか解ってくるような気がします。色々な要素があるのですね。そして一緒に電車にはまってしまったお母さんも実は多いと見た!(お父さんはもともと好きな人が多いしね)そんなお母さんも必見な絵本がたくさんです。鉄道ファンも必見かも。
編集部おすすめ作品
小さな機関車「ちゅうちゅう」はある日勝手に走り出してしまい大騒ぎになっています。ぐんぐん走っていく小さな機関車ちゅうちゅうがダイナミックに生き生きと描かれていて、色数少なくお話が少し長めなのに関らず世界中の子ども達に長く愛され続けているロングセラーです。バートンならではの力強く洗練された画面の使い方が魅力的。
電車が好きな子のバイブル?横溝栄一先生の絵本はとってもリアルに電車を描きながらも解り易く魅力的なお話が多いのです。この絵本は親子で特急列車に乗った時に必ず聞かれてしまいそうだけど答えられないような疑問を実際の景色と共にどんどん解決していってくれるので、大人が読んでも思わず唸ってしまう面白さです。電車の魅力にとり憑かれてしまいます。
寝台夜行列車が駅から出発して雪国の駅に到着するまでの車内の様子を細かく描いた字のない絵本。子供達は珍しい寝台列車の様子にも興味が津々、またそれぞれの席から乗客の会話まで聞こえてきそう。地方独特の温かみのある雰囲気も伝わってきます。旅行に出たくなりました。
元祖トーマス?日本で長く愛されている絵本「きかんしゃやえもん」。古くなってくず鉄にされてしまう運命だったやえもん、交通博物館に展示されることになりました。世代を超えて今でも交通博物館で人気者です。このちょっと古くて懐かしい雰囲気も魅力的です。
ゆたかは電車が大好きな男の子。ある夜、いつも枕元に置いていた電車のおもちゃがない。探しに行くと、そこには本物の電車が待っていてゆたかは運転手さんになってしまいます。
動物たちを乗せて海水浴に寄ったり、トラブルを解決したり、大人が読んでもうっとりするような夢のある素敵なストーリー。一緒に運転した気分になれます。
いくら電車に詳しい子でもこんなでんしゃは見た事ないでしょう!穴からひょっこり顔を出すでんしゃ、のんびりおさんぽでんしゃ、ゆったり一人乗りでんしゃ・・・どんな形かは見てのお楽しみ。
どの電車も絶対あり得ないけど何だか自然な佇まいが魅力的。さあ、一緒に新しい電車を考えてみよう。
電車が好きな子供達のわくわくする気持が手に取る様に伝わってきます。どこの駅の鉄橋にも必ずいる電車が来るのを待つ親子。そうです。電車が来て真下を通り過ぎて去っていく、これだけの事が理屈抜きに本当に楽しいのです。なんでだろうなぁ・・・そう思ったら実際に見に行くべし!姿、音、振動を体感してるのですね。
年齢を問わず電車が好きな子達の間ですっかり人気者になった絵本です。「やまのえき」から「うみのえき」まで電車が豊かな自然の景色の中を走って行きます。乗客の様子を観察するのも楽しい。トンネルの部分が穴が開いていていたり、前から読んでも後ろから読んでも大丈夫!のユニークなつくりになっています。
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