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キャロルさんの実体験が、『ママのスカート』のきっかけ?

───原作者のキャロル・フィブさんとドロテ・ド・モンフレッドさんについて伺えますか?


ドロテさんのアトリエでの2ショット。左がキャロル・フィブさん。右がドロテ・ド・モンフレッドさん


日本でも『まよなかのもりで』(作・絵:ドロテ・ド・モンフレッド、訳:ふしみみさを、出版社:ほるぷ出版)が翻訳されていますが、ドロテはフランスを代表する絵本作家。キャロルは普段、家族や親子をテーマにした大人向けの作品を発表する小説家。絵本の文章を書くのはこの『ママのスカート』がはじめてです。

───お二人はどういうつながりで、この作品を生み出すに至ったのですか?

昔からの知り合いとかではなく、『ママのスカート』を作るために、タッグを組んだ2人だそうです。この絵本を作ろうと思ったきっかけは、キャロルの男友だちが何かあるたびに逐一お母さんに連絡する人だったそうで、いつまでたってもママっ子な彼を皮肉って作ったんですって。


出版社への持ち込み用で作った『ママのスカート』のラフ(下絵)。しかけも部分も決まっていて、完成度が高いです!


ドロテさんは、大好きな赤をいつもワンポイントでファッションに加えるのだそう。オシャレ!

───そうなんですか! なんだかすごく微笑ましいエピソードですね(笑)。


パリに行ったときに、ドロテとキャロルに会いましたが、2人ともとてもスタイリッシュでキュートな女性でした。


───ママっ子だったぼくが、自然と外に好奇心を持っていき、ふと振り返るとママがスカートからズボンをはいているというラストが、個人的には特にお気に入りなのですが、作家のお二人はどんな思いを込めてこのラストを作られたのでしょうか?

実は、外に出た先でぼくとマティアスが出会っているのは女の子なんです。キャロルは「もし男同士で外に遊びに行っただけだったら、帰ってきてもママのスカートに戻ってしまうけれど、女の子と出会うことで、もうママのスカートには戻らないの」と言っていました。男の子は最終的には自分の好きな女性に出会って、本当の意味で外に出るという思いを作品に込めたのだそうです。





───外の世界を知って変わるのではなく、女性に出会うことで変わるというのが、フランスのお国柄って感じがしますね(笑)。

もちろん、いろんな解釈があって良いですし、色んな人と共有することでより絵本を楽しめると思いますが、2人からこのラストに込められた意味を聞いたときに、すごく現実的なとらえ方が新鮮で、日本では大人も楽しめる作品になると確信しました。


フランスで紹介された『ママのスカート』。子ども服と一緒に載っています。 (Dans les jupes de maman - Le Vif weekendより)

───フランスで『ママのスカート』はどのように受け入れられているのでしょうか?


新聞や雑誌、Webなどで紹介されていて、かなり注目を集めているようです。フランスでは絵本を子ども向きというよりも、アートとして楽しむ傾向が強いので、洋服の生地と一緒に紹介されていたり、子どもを持つ親に限らず、幅広い年代の方が手に取っているそうです。

───海外で絵本がどう紹介されているかなど、知る機会がないので、とても新鮮ですね。ありがとうございます。最後に絵本ナビユーザーの方へ『ママのスカート』のメッセージを頂けますでしょうか。

この絵本は、普段絵本になじみがない人にも、楽しんでもらえる作品だと思います。海外ではプレゼントに本を選ぶ習慣が根づいていますが、日本ではまだまだメジャーではありません。この『ママのスカート』はプレゼントにピッタリなサイズと値段、オシャレ度なので、絵本好きな方、絵本ナビユーザーの方にまず手に取ってもらって、気に入ってくださったら是非、今まで絵本を読んだことのないようなお友だちや若い方など、いろんな方におススメしてもらえたら嬉しいです。

───贈り物に絵本を! 絵本ナビでもプッシュしていきたいと思います。 
今日は本当にありがとうございました。

インタビュー: 磯崎園子 (絵本ナビ編集長)
文・構成: 木村春子(絵本ナビライター)



キャロル・フィブさんからのメッセージ

Pour tous les lecteurs, petits ou grands, qu'ils aient quitté les jupes de maman, ou pas encore ! 
Dans les jupes de maman, un livre écrit pour un homme de 40 ans, mais qui conviendra à tous les enfants à partir de 3 ans ! 
 L'amour, l'humour, la peur de grandir, le désir... en un seul mot: la littérature !


ママのスカートから卒業した、あるいは卒業予定の、
子どもから大人まですべての読者のみなさんへ!
絵本「ママのスカート」はもともと、ある40歳の男性のために書かれたものですが、
対象年齢は3歳以上のお子さまです。
愛、ユーモア、大きくなることの不安、願望。。。つまりそれが「文学」!

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ドロテ・ドモンフレッドさんからのメッセージ


「友情をこめて、ドロテ・ドモンフレッド」

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木村 カエラ(きむらかえら)

  • 2004年シングル「Level42」でメジャーデビュー。
    ワンマンツアーのみならずフェス・イベントにも積極的に参加する一方で、CMにも多数出演。
    2013年、自らが代表を務めるプライベートレーベル「ELA」を設立。
    デビュー10周年ベストアルバム「10years」を2014年6月発売。
    「ママのスカート」は初の翻訳絵本。

作品紹介

ママのスカート
文:キャロル・フィブ
絵:ドロテ・ド モンフレッド
訳:木村 カエラ
出版社:千倉書房
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