もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。
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マッシュノートのおしゃれ絵本『たぶん ほんと』 間部香代さんインタビュー

発売以来、じわじわと人気がひろまっている絵本『たぶん ほんと』。その文を手がけた間部香代さんの登場です。児童文学作家でありコピーライターであるほかに、雑貨ショップ「マッシュノート」のオーナーでもある間部さん。人気アーティスト、ナタリー・レテさんとの交友から生まれた『たぶん ほんと』は、ナタリーさんの日本初の絵本としても注目を集めています。これまでにない不思議な雰囲気をもつ、おしゃれな1冊。その魅力について、うかがいました。

たぶん ほんと マッシュノートのおしゃれ絵本
たぶん ほんと マッシュノートのおしゃれ絵本の試し読みができます!
文:間部 香代
絵:ナタリー・レテ
出版社:マッシュノート

世界中の人々を魅了するフランスの人気アーティスト、ナタリー・レテ。彼女の絵を存分に楽しめる日本で初めての本格絵本。ハッピーとユーモアとほんの少しの毒。気になる言葉と独創的な絵で綴る、15の「たぶん ほんと」。プレゼントにもオススメです。

───今日はよろしくお願いします。さっそくですが、『たぶん ほんと』は表紙がとても印象的ですね。ピンクの背景にフクロウがドーンといて、タイトルもなんだか不思議です。


ありがとうございます。
ナタリー・レテのイラストのなかでも、かなりインパクトのあるものを選びました。キノコの上に小さな犬がいたり、恐竜がいたり、ネギがささっていたり。もうメチャクチャですよね(笑)。

タイトルも、この無責任な感じが気になって、手にとってくれる方も多いようです。
本のサイズも、ギフトとして気軽に活用してほしいので、あまり大きくないほうがいいかと思って。絵本にしては、小さめにしました。

───この絵本はストーリーがあるのではなく、ページをめくるごとに『たぶんほんと』の言葉と、それに関連した絵が描かれているのですよね。このアイデアはどこから生まれたのですか?

ふつう絵本は、ストーリーや言葉が先にあり、それに合わせて絵を描きますが、この本は、絵はナタリーのこれまでの作品を使い、言葉もこれまでに私が書き留めておいたものを使い、それを組み合わせてつくりました。一部、例外もありますが、ほとんどがそうです。

組み合わせにした理由は、パリと東京という距離的なことや、時間的なこともありますが、ページをめくるたびに新しい世界がひろがるこのスタイルが、ふたりにとっていちばん力を発揮できると思ったからです。組み合わせの作業は、私がやりました。

───たしかにさまざまな世界を見ることができ、とても贅沢な感じがします。絵と言葉を組み合わせて1冊の本にするまでに、どんな工夫をされましたか?

ナタリーの絵は、古いものから新しいものまで、またシルクスクリーンからコラージュまで、できるだけ幅広く使うようにしました。言葉に関しては、私は作家になる前から長年コピーライターをしてきたので、コピーを書く感覚に近かったです。

ただナタリーの絵は、それだけでも十分伝わるものがあるほど強いし、私の言葉もキャッチコピーのように強い。ナタリーも同じことを言っていました。ですから、絵と言葉の距離感をとても大切にしました。近すぎてはつまらない、遠すぎてはピンとこない。ほどよい距離に置いて、読む人がそのまんなかに立てるような。これはコピーライターとして、ずっと広告を作ってきた経験が生きているかもしれません。なんちゃって(笑)。

───レビューコンテストでも、言葉への反響が多く寄せられましたね。みなさんの感想をご覧になって、いかがでしたか?

感激しながら、丁寧に読ませていただきました。「おとなは ときどき ものすごく おいしい チョコレートを たべたりします。ごめん ごめん。」というページは、多くの大人が共感してくれたようで、ヨカッタ!と思っています。これは、娘が5歳のころに「DEMEL」のチョコレートを少し食べさせたら、目をまん丸にして「お、お、おいしー! いつものチョコとぜんぜんちがうー」と言ったのを思い出して、書き留めておいたんです。

───印象的な感想はありますか?

私が心がけていたことをピタリと言い当ててくれた方がいました。それは「教訓めいてない」ということ。教訓やら道徳ではなく、ただただ、ものの見方や表し方のちょっとしたセンスで、読む人の感覚をくすぐりたかったんです。
またこの本は、大人が子どもに「読んであげる」のではなく「いっしょに読む」ことを想定していて、それに気づいてくれたレビューもあり、うれしかったです。

───後半の「ママを つくった ひとは、えらい。」から「ママを つくった ひとって、だれ?」のページ、そしていちばん最後の家族についてのページも反響がありました。いかがですか?

よかったよかった‥‥よかったよかった‥‥(笑)。

───親子だけでなく、大人の女性にも人気がありますよね。

そうですね。ナタリー・レテのファンの方を中心に、大人の方にもたくさん読んでいただいているようです。本を手にして、子どもの気持ちになったり、大人の気持ちになったり、自由に心を動かしてくれているそうで。絵本の醍醐味ですよね。

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間部 香代(まべかよ)

  • 愛知県生まれ。
    児童文学作家、コピーライター、雑貨ショップ「マッシュノート」オーナー。日本児童文芸家協会会員、日本童謡協会会員。
    第11回児童文芸家協会創作コンクール童謡・少年詩部門で優秀賞。第9回キッズエクスプレス21創作童話・絵本コンテストで岩崎書店賞。絵本『たぶん ほんと』(マッシュノート)、『グッバイ山でこんにちは』(文研出版)、絵本『ルコちゃんがいく』『ルコちゃんはどこ?』(鈴木出版)など。

作品紹介

たぶん ほんと マッシュノートのおしゃれ絵本
たぶん ほんと マッシュノートのおしゃれ絵本の試し読みができます!
文:間部 香代
絵:ナタリー・レテ
出版社:マッシュノート
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