なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子の試し読みができます!
作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
おはなばたけちゃん。さん 40代・ママ

すこしハラハラしながら・・
4歳になって再び読んでみました。 以…
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47都道府県がだじゃれになって登場!『だじゃれ日本一周』 長谷川義史さん インタビュー

絵本ナビユーザーの皆さん、お待たせしました! 2年ぶりに長谷川義史さんがインタビューに登場です。ご紹介するのは長谷川さんいわく「バカバカしいだじゃれ」満載の絵本、『だじゃれ日本一周』(理論社)。47都道府県すべての人に向けた、お腹の底から笑える人気絵本です。今回は長谷川さんのご自宅と隣接しているギャラリー「空色画房」でおはなしを伺いました。『だじゃれ日本一周』のおはなしから、「(読者の方の反応を)受け止める覚悟ができた」と描いた平和の絵本、そして“あの犬”も登場する大充実のインタビュー。お楽しみください。

だじゃれ日本一周
だじゃれ日本一周の試し読みができます!
作:長谷川 義史
出版社:理論社

47都道府県をだじゃれで笑い飛ばそうという試み。 「いいかげんに滋賀県」のようなズッコケ笑いが、長谷川さんの絵で全面展開!

───『だじゃれ日本一周』が発売されたのが2009年。6年前になりますが、この絵本を作ったときのことを覚えていますか?

もちろん。ぼくはいっぱい本を出しているけど、作ったものはみんな覚えていますよ。この絵本は理論社の編集者から、「言葉遊びの絵本が作れないでしょうか?」という依頼があって、ぼくは前から作りたいと思っていた、47都道府県をだじゃれにして、全国を紹介する絵本が作れるんじゃないかと提案したんです。

───『だじゃれ日本一周』のアイディアはかなり前から温めていたんですね。

それで、「きょう いちにち ひまねけん(島根県)」とか5、6個思いつくままにいってみたら「面白いですね。ぜひ絵本にしましょう!」って。絵本にすることは決まったんだけど、それからが大変やった。20県くらいのだじゃれはすぐ出てきたんだけど、残りの県が全然でてこなくて……。電車ん中とかでずっと考えて、思いついただじゃれはすぐにメモを残して、もう最後の5つはダのダのだじゃれみたいなもので、だじゃれになっていないのもあるんだけど、とりあえず47個ひねり出して……。

───47個もだじゃれを考えるのは相当、大変ですよね。長谷川さんは「ダのダのだじゃれ」といっていますが、2つの県でひとつにつながっているだじゃれと絵はとても面白いと思いました。

そう、そのアイディアは自分でも良かったと思う。なんとか47個ひねり出したんだけど、1つずつ並べただけじゃ弱いと感じたんで、次に組み合わせてひとつの場面になるというカップリング作業をしました。

───よく見ると、この見開きで紹介されている県は、隣接する県がセットになっていますよね。

最初、自分なりに隣り合わせの県が対向ページになるように組み合わせていって、これとこれのダジャレは合わないから、ちょっとこっちのだじゃれを変えよう……と構成していき、今のページに整えました。

───聞いているだけで、頭の中がこんがらがってしまいそうです……。文字が決まった後、絵を描くのはスムーズに進んだのですか?

だじゃれを考えつくまでの苦労が半分だとしたら、47都道府県を描き分ける作業がもうひとつ大きな苦労(笑)。各地の名所旧跡、有名人、名物……それを全部調べて、そこから絵にするものを選んでいく作業を1人でやらなきゃならんて、えらいことになった! どないしょう……と思ってたんです。そしたら、埼玉県の図書館に講演会で行ったとき、そこの司書さんに「47都道府県のだじゃれの絵本を描いているんですけど、資料集めに苦労しています。何かないですかね?」って聞いたら、5分もせずに何冊か本を持ってきてくれたんです。その中の1冊に都道府県の説明と名所の写真が載っている子ども向けの図鑑があって、思わず「素晴らしい! これ、貸してください」って。

───貸してくれたんですか?

本当はあかんのですけど特別に貸してくれたんですよ。それがすごく助かりました。

───埼玉県の司書の方のファインプレイ! その図鑑を見て、描きたいものを選んで行ったんですね。1つの県に5〜6個くらい名所や名物が乗っていますが、描く基準やルールはありましたか?

見て面白いものや特徴のあるもの、みんながよく知っているものは入れたいと思いました。でも、この名所とあの名所が、本当は隣り合っていないのに、絵の中では隣り合わせなければいけないから、バランスを考えながら描くのは難しかった。ぼくの絵が写実的なリアルな絵だったら、こうはならなかったと思います。

───おはなしを伺えば伺うほど、長谷川さんの作品の中でも、徹底的に準備をして取りかかった絵本なんだなと感じました。出版してから6年の間に32度の重版を重ねたベストセラーになりましたが、出版したときはこんなに人気が出ると思っていましたか?

思っていなかったですよ。苦労した割には、こんなもん誰が買うねんって思っていましたから。

───そうなんですか? 意外です。

まあ、言葉の面白さというのと、だじゃれで日本一周をやっている絵本もはじめてだったし、対向ページで完結させているテンポの良さも功を奏したと思いますね。

───だじゃれの面白さもポイントだったと思います。

あと、つまらなさ(笑)。つまらないからこそ良かったと思うんです。スカッとするだじゃれを描いても面白くない。「しょ〜もな〜、こんなん、おれでも書ける」という、そこが人々を喜ばせるんですね。ためになることとか1個もなくて、徹底的にアホみたいなだじゃれだったから良いと思うんです。でも、面白いという大前提があるから、都道府県に興味を持ってくれるようになる。作っていたときは予想だにしなかったですけど、子どもたちが都道府県を覚えるきっかけとして、小学校とかで読んでくれるんですよ。意外でした。

───「今日は大阪のことを勉強します」といわれるとやる気がなくなるけど、この絵本から入ったら、この人は誰だろう? この建物はなんだろう? って知りたくなりますよね。

それと、もうひとつ意外だったのは、お年寄りも見てくれるんですよ。ケアハウスとかで読んでくれた方がいて、そこにいらっしゃるお年寄りが、親しみを持ってくれたそうです。そういう楽しみ方を年配の方はしていただいているみたいですね。

───子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い年代に愛されている絵本なんですね。

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長谷川義史(ハセガワヨシフミ)

  • 1961年、大阪府生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版) で絵本デビュー。『うえへまいりまぁす』(PHP研究所)、『やまださんちのてんきよほう』 (絵本館)、『きみたちきょうからともだちだ』(朔北社)、『おへそのあな』(BL出版)、『スモウマン』『いろはのかるた奉行』(講談社)など、ユーモアあふれる作品を発表。2003年、『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、2005年に『いろはにほへと』(BL出版)で日本絵本賞を受賞。2008年に『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。

作品紹介

だじゃれ日本一周
だじゃれ日本一周の試し読みができます!
作:長谷川 義史
出版社:理論社
大型絵本 だじゃれ日本一周
作:長谷川 義史
出版社:理論社
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