メリー メリー クリスマス! メリー メリー クリスマス! メリー メリー クリスマス!の試し読みができます!
作: 岡村 志満子  出版社: くもん出版
クリスマス準備で困っている人は、クリスマスおたすけ隊におまかせ! 親子で楽しいクリスマスが味わえる絵本です。光るページつき!  
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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  ママがハッピーなら、子どももハッピー!『ママドクターからの幸せカルテ』 監訳者 吉田穂波さんインタビュー

5人の子育てをしていても、この本には発見がたくさんありました。

───吉田さんご自身も、5人のお子さんを育てている、ママドクターのおひとりですね。

はい。うちは、12歳、10歳、8歳、6歳の4人が女の子で、一番下の長男は3歳です。

───男の子と女の子では、子育てに違いを感じますか?

生まれるまではそれほど性差はないだろうと思っていたのですが、お姉ちゃんたちとは全く違いましたね。男の子は活発ですし、動いたり、壊したりすることが大好き。チャレンジ精神も旺盛です。それと、ビックリしたのが鉄道や車への興味。誰が教えたわけでもないのに、電車や車を並べたり走らせたり、眺めたりしては、うっとりしているんです。

───それは男の子のママからよく聞く話ですね。

女の子のときは、跨線橋(こせんきょう)から電車を見下ろして動かない子どもを引きはがすなんてことはありませんでしたから(笑)。あと、床にマジックペンやクレヨンでグシャグシャーとラクガキしたり……。もっと大きくなったら、スワンソン先生のように、自転車に乗ったりサッカーをしたりする息子を見て、ハラハラするという経験も味わうことになるんだろうなと思います。

───5人もお子さんがいらっしゃると、『ママドクターからの幸せカルテ』に書かれていることの中には、すでにご存知なものも多かったのではないですか?

そんなことはないですよ。子どもが5人いても、本を読んで新しく気づくことはたくさんありました。スワンソン先生はアメリカで子育てをされているので、日本の子育てとの違いなどは面白かったです。

───例えばどんなところが、日本とアメリカでは異なるのでしょうか?

赤ちゃんに授乳するとき、日本ですと母乳か粉ミルクかの違いはありますが、粉ミルクなら、一種類のみをあげるのが主流です。でも、本書に書かれているアメリカの子育てでは、各メーカーの粉ミルクをブレンドさせて与えることもOKなのだそうです。粉ミルクの配合を変えることで、お通じが良くなったりすると書いてあってビックリしました。
それと薬の処方についても、医療保険制度の違いから、アメリカではあまり薬を出しません。それよりも、予防を主体としていますので、ワクチン制度が充実しています。そういうところに、日本の医療との違いを感じました。


「ワクチンに関する本当の話って何だろう?」

───ワクチンについては「第3部 予防接種」でかなり詳しく紹介されていますね。第4章には、スワンソン先生の子育てについてもいろいろ書いてあります。特にどんなところに共感しましたか?

例えば、今日も3歳の長男(5人目)を保育園へ預けてきたのですが、最初の子どもである長女を保育園に預けるときは、別れの時間が本当に辛くて仕方なかったんです。子どもは私と離れたくないから、泣いて追いすがるし、話して納得させようとしても通じないし。涙ながらに娘を置いて、出勤することが何度もありました。

でも、次第に母親である自分が感じている後ろめたさや悲壮感が原因で子どもも不安定になるのだということに気づき、保育園に送るとき、「バイバイ」ってタッチしたり、「大好きだよ」とハグしたり、「楽しいことがいっぱいあるといいね」「お友達と遊んでおいしいご飯を食べて、ニコニコの一日になるといいね」など、ポジティブな言葉や行動をとるようにしたんです。そうすると、子どもたちも保育園に行くことは楽しく、ハッピーなことなんだと思うようになって、今では、出勤する親をスムーズに見送ることができるようになりました。

『ママドクターからの幸せカルテ』にも、同じような、保育園に子どもを送って行くときのテクニックが載っていて、「私と同じだ!」と、共感しました。

───保育園の送迎は、働く親にとって避けては通れない悩みですよね。

それと、子どもの身の回りに潜む危険と、その予防について書かれている第1部では、第17章の「子どもは思ったより静かに速く溺れます」という章が衝撃的でした。
子どもをビニールプールで遊ばせたり、お風呂に入れたりするときなどは私自身、子どもたちが溺れないようにと、とても気をつけていますが、それにしても、溺れるときには何かしら水音なりで分かると思っていました。この「静かに溺れる」という章を読んで認識を改め、やはり子どもたちが水で遊んでいるときには目を離さないようにしようと気を引き締めました。

また、第18章の「なぜ私がバウンスハウス(壁や床、天井に空気が入っていて、中で子どもたちが飛んだり跳ねたりして遊べる家のような形の遊具)を嫌うのか」という章も、普段イベントなどで子どもたちが遊びたがる遊具が、ときとしてとても危険な存在になることを改めて認識することができました。色々な危険や失敗に遭遇し、乗り切ってきた私ですら知らないことがたくさん書いてありましたので、きっと、はじめて育児をされるママにとっても、何人かお子さんをお持ちのママにとっても、学ぶことのある本だと思います。

───吉田さんが5人のお子さんを育てる中で培ってきた発見や経験が、この『ママドクターからの幸せカルテ』の翻訳で活かされましたか。

はい。この本には、「こうやって子どもと接すれば、私もこの子も幸せになれる」という優れた実践例がたくさん詰まっています。
スワンソン先生の子育てに関するアドバイスや、子どもの健康についての判断などを読むたびに、長女が生まれたときに、この本があったらどんなに良かったかと思いました。この本に書いてある内容を最初から知っていれば、もっと楽しく子育てができたんだろうな……と思うような、すぐに行動に移せる方法もたくさん紹介されています。
これを読んで、もっともっとお母さんがハッピーになって、ハッピーなお母さんを見た子どももハッピーになって、周りの人もみんなハッピーになる。この本が、そんなハッピーの処方箋になればいいなって、私は思っているんですよ。

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吉田穂波

  • 産婦人科医師・医学博士・公衆衛生修士。1998年三重大学医学部卒業後、聖路加国際病院産婦人科で研修医時代を過ごす。2004年名古屋大学大学院にて博士号取得。ドイツ、英国、日本での医療機関勤務などを経て、2008年ハーバード公衆衛生大学院に入学し、3歳、1歳、生後1ヵ月の3人の子を連れて夫と渡米。2年間の留学生活を送る。留学中に第4子を出産。2010年に公衆衛生修士を取得後、同大学院のリサーチ・フェローとなり、日米で少子化研究に従事。2012年より国立保健医療科学院生涯健康研究部主任研究官。国内外で周産期医療の研修や研究、母子保健事業の支援、災害時の母子支援事業構築を手がける。2013年に第5子出産。仕事と育児の両立で多忙を極めるなか、ママドクターとして雑誌の取材やインタビュー、講演などを通じて、子育て世代のサポートに力を尽くす。2017年4月より神奈川県保健福祉局にて地域や自治体における母子支援連携ネットワークの構築に取り組む。著書に『「時間がない」から、なんでもできる!』(サンマーク出版)など多数。

作品紹介

ママドクターからの 幸せカルテ 子育ても仕事も楽しむために
ママドクターからの 幸せカルテ 子育ても仕事も楽しむためにの試し読みができます!
著:ウェンディ・スー・スワンソン
総監訳:五十嵐 隆
監訳:吉田 穂波
出版社:西村書店
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