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「あるあるすぎる〜!」と大反響!『いっさいはん』minchiさんインタビュー

SNSで大反響となった投稿“1歳半ぐらいの子どもの行動”が絵本になりました。『いっさいはん』(岩崎書店)は、発売後「あるあるすぎてニヤニヤしちゃう」とたちまち多くの方の心をつかみ、デビュー作としては異例の発売数ヵ月で5刷を達成。その勢いは今も衰えるところを知りません。今回は作者のminchiさんに『いっさいはん』が生まれた経緯、はじめての絵本に対する思いを伺いました。お子さんをお持ちのすべての方がきっと共感する「あるある〜」発言いっぱいです。

いっさいはん
いっさいはんの試し読みができます!
作:minchi
出版社:岩崎書店

SNSで大反響の“1歳半ぐらいの子どもの行動”が絵本になりました。じっとしてられない、ごみを集める、なんでも散らかす…くすっと笑えて子どもが愛おしくなる一冊。

SNSへ投稿したことがきっかけとなり、絵本の出版が決まりました。

───『いっさいはん』祝・5刷、おめでとうございます! 

ありがとうございます。出版したときは、これほど多くの方に受け入れていただけると思わなかったので、5刷と聞いて、ただただビックリしています。

───1歳半の「あるある」が隅々まで描かれていて、どこを見ても、「うちの子も一緒!」と共感される親御さんがたくさんいらっしゃると思います。この作品はminchiさんのはじめての絵本だと伺いました。どのような経緯で絵本の出版が決まったのでしょうか?

もともと、2015年2月ごろ、SNSに「1歳半ぐらいの子どもの行動」という投稿を載せたんです。SNSにはそれまでもイラストを投稿していたのですが、そのときは、何万リツイートも反響をいただいて、ビックリしました。その反響を見た岩崎書店の編集者さんから、「絵本にしませんか?」とご連絡をいただき、絵本を作ることになりました。


貴重なラフ画を見せていただきました。

───SNSに投稿したイラストは、いつ頃、描いたのですか?

ちょうど、我が子が1歳半くらいのときなので、2009年ごろですね。住み慣れた大阪から、兵庫に引っ越してきました。周りに誰も知り合いがいない中で子育てをすることになり、日中、ひとりで我が子と接しているのが、しんどいと感じるときがありました。そこで、育児ブログを作り、「1歳半ぐらいの子どもの行動」のような日常を、イラストにして投稿していたんです。そのブログ自体はあまり継続しなかったのですが、イラストのデータは残っていたので、何の気なしにSNSに載せたんです。

───そこから絵本の出版が決まるのは、とても珍しいことだと思います。絵本化にあたって、編集者さんとどのようなやり取りをされたのですか?

編集者さんから最初に言われたのは「『いっさいはん』のエピソードをもっと出してください」ということでした。それで、子どもが1歳半ぐらいのときの写真や動画なんかを見返しては、「こんなこともあったな……」ということを思い出しては、イラストにして貯めていきました。ある程度、ネタが集まったところで、「これでどうですか?」と連絡をして、確認してもらいました。

───絵本では、「あさから げんきな いっさいはん」や「なんでも あつめる いっさいはん」など、テーマに分けられて紹介されていますね。アイディアを出しているときから、テーマは考えていたのですか?

テーマは、編集者さんが私の描いたネタをまとめてくれたものを見たときに、考えました。ページ別に配置してくれたおかげで、私自身もどういう作品になるか骨格が見えたような感じがして、「ここのネタが少ないから、もう少し考えよう……」とか「この絵はほかのページにあった方が良いかも……」と提案できるようになりました。

───どのくらいの期間、アイディア出しをしていたか覚えていますか?

たしか、2016年の初めから、春ごろまでだったと思います。

───2009年にお子さんが1歳半だったということは、すでに5、6年ほど経っていますよね。1歳半のことを思い出すのは大変ではありませんでしたか?

そうですね。アイディアを出すのがこの絵本を作る中で、一番大変だったかもしれません。元々、ほんの数点しか書いていないイラストだったので、「もっと思い出してください」と言われても、すぐには思い出せず……。育児日記なども残していなかったので、このときばかりは、日記をつけておけばよかったと後悔しました。

───アイディアを出すときはは集中して考えるのでしょうか? それとも、何か別の作業をしながら、ふと思い出すことが多かったですか?

何かしながら思い出そうとしても、全然浮かばなかったので、娘の1歳半のときの写真や動画を繰り返し見ながら、思い出す時間を作って作業していました。ただ、ひとつエピソードを思い出すと、それに関連する思い出がスルスルと出てくることもあって、そういうときはとても楽しかったですね。

───エピソードの中で、特に懐かしいと思ったエピソードはありますか?

「フリーザーバッグを バッグにする」でしょうか。ある日、フリーザーバックの口部分が破れたので、捨てようと思って机の上に置いていたんですね。でも、気づいたら机の上からなくなっていて……。あれ? と思って探したら、娘がつみきを入れて歩いていて……。目にしたとき、思わず笑ってしまいました。


フリーザーバッグをバッグにする

───このエピソードを読んだとき、よくバッグにしようと思ったな〜と、感心しました。

それ以外では、「おちついて しょくじが できない いっさいはん」の中のイチゴのエピソードですね。一度、高級な甘いイチゴを食べてしまうと、酸っぱいイチゴには二度と戻れない……(苦笑)。どうして見た目だけで酸っぱいイチゴってわかるんだろうとふしぎに思うくらい、我が子は態度に出していました。

───「きらいな たべものが でてきたら ぜったいに くちを あけない」というのもすごく共感する人が多いと思いました。
ページの中で、細かいエピソードに分かれているところと、1ページ使って大きくエピソードを紹介しているところなど、緩急がついているのも、読みやすかったです。絵の大きさの違いには何か理由があるのでしょうか?

全体的なバランスを見ながら、特に自分的にインパクトの強かった1歳半あるあるを持ってきた感じです。


きらいな たべものが でてきたら ぜったいに くちを あけない

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minchi(ミンチ)

  • 京都生まれ。画家、イラストレーター。アクリルガッシュを使用した幻想的な作品を国内外の展示で発表。チャットモンチーの4thアルバム『YOU MORE』のジャケットイラストを手がける。2016年、フランス人映画監督Aude dansetと3Dショートフィルム『Mishimasaiko』を共同制作。原作とアートディレクションを担当。アヌシー国際アニメーション映画祭など様々な映画祭で上映、またいくつかの映画祭にて賞を受賞する

作品紹介

いっさいはん
いっさいはんの試し読みができます!
作:minchi
出版社:岩崎書店
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