雨ニモマケズ 雨ニモマケズ 雨ニモマケズの試し読みができます!
作: 宮沢 賢治 絵: 柚木 沙弥郎  出版社: 三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
闘病生活のさなかに賢治が書きとめられたその言葉は、 作品として書かれたものではなく、 賢治の「祈り」そのものだった・・・・・・。
りひまるさん 40代・ママ

たくさんの人に
宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」こういっ…
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大反響! 子どもが育つ、はみがき・おきがえの絵本『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』『パジャマでぽん!』くぼまちこさんインタビュー

新人作家さんの絵本でありながら、異例の売行きを見せている『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』。出版後約2年で16刷を重ねています。いったいどんな方が作ったのでしょうか? 第2作目となる『パジャマでぽん!』が出版されるにあたり、作者のくぼまちこさんにインタビューしました。

デビュー作『はみがきれっしゃ しゅぱつしんこう!』が発売後すぐに重版!

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!の試し読みができます!
作:くぼ まちこ
出版社:アリス館

歯磨きがきらいなたっくん。でも、「しゅっしゅっぽー!」と、はみがきれっしゃがやってくれば、どんな子の口もあーんと開きます!前の歯についたにんじん、奥の歯にはさまったおにく、 つぎつぎきれいにしていきます。歯への興味も深めます。

───「『ぼく はみがき だいきらい』たっくんがいいました。」最初の一文で子どもたちの心をぐっとつかんでしまいます(笑)。デビュー作『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』(以下、『はみがきれっしゃ』と表記)が大好評ですが、この絵本を作ろうと思ったきっかけは何ですか?


くぼまちこさん

甥っ子が食事どきに「ごはん、たべない!」とぐずっていたことがありました。「たっくん」よりちょっと小さいくらいの年齢のときです。私の姉(甥っ子のお母さん)が「はやく食べなさい」というのですが、なかなか食べなくて。
そのとき、甥っ子のお父さんが、スプーンを大好きな新幹線に見立てて「びゅーーん!」といいながら口に近づけたら、それまでまったく食べようとしなかったのに、笑い声をあげながら食べはじめて、お茶碗一杯くらいのごはんを食べ終えてしまいました。

そばで見ていて、ちょっとした工夫で子どもの気持ちは明るくなるんだなと思いました。本当にごはんが食べたくなかったわけじゃなく、気持ちをほぐしてあげれば、できなかったことができるんだ、と。それが記憶に残っていて、『はみがきれっしゃ』のアイディアは生まれました。

───「ごはん、たべない!」「はみがきしない!」というときの子どもって、なかなか頑固で大変ですよね。甥っ子さんのお父さん、すごいですね!

甥っ子が、電車が大好きだったのもあると思います。おんぶして線路ぎわを歩くと、寝るような子でしたから。
子どもが楽しい気持ちになれるように…と、子どものことだけを考えて作ったので、出来上がった絵本がお母さんたちに好評だと知ったときは驚きました。

───今までもいわゆる「はみがき絵本」はありましたが、歯ブラシがこんなにかわいい列車になる絵本ははじめてです! 絵本ナビにお母さんたちから寄せられたレビューをいくつかご紹介します。

これはいいですね! シュシュシュシュと言いながら、まるで機関車が走るように歯磨きができること間違いなしです。
(りおらんらんさん 東京都 女の子6歳、男の子2歳)


ゴロンと膝に寝転ぶまでは良いんだけど、ゴシゴシされるのが嫌な3歳の娘。でも、びっくり。この絵本を読んであげたら、ゴシゴシされるのが大好きになりました。ゴシゴシするたび、娘がにっこりするんです。「大好きな列車が、自分の口の中を旅している!」って思っているのかな? パパッと歯磨きを終わろうとしたら、「お母さん、はみがきれっしゃ、まだ通ってないよ」ですって。
(ゆかこ@3人ママさん 石川県 女の子5歳、女の子3歳、男の子0歳)


はみがきれっしゃが歯磨きして食べかすが取れていく場面は,食べかすがキラキラしてて,キラキラのきれいなものを見るのが好きな息子がうれしそうでした。
(てつじんこさん 愛知県 男の子6歳、男の子3歳)


食べかすを奇麗に磨いていく様子がとてもうまく描かれているなぁと思います。絵本を読んだ後、歯磨きをする際に「はみがきれっしゃ!」と言って歯磨きをしていました。
(いちこうさん ママ 兵庫県)


歯の絵が詳細なので、どのように食べ物が歯に付着しているのか、子供も理解できそう。はみがきの大切さを知ってもらえる絵本だと思いました。
(そよかぜはなさん ママ 茨城県)


(一部抜粋 絵本ナビのサイトより)

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制作にあたっては、歯科医院に取材をしたり、歯医者さんに内容をチェックしていただいたりしています。お母さんお父さんをはじめ、保育士さんや幼稚園の先生など、子どもの日常にかかわる方々に読んでいただけるのはとても嬉しいです。

2作目のテーマはおきがえ。『パジャマでぽん!』

パジャマでぽん!
作:くぼ まちこ
出版社:アリス館

「きょうはひとりでパジャマきるよ」というみーちゃん。でも、頭の出口も、手足の出口も、わかりにくくて大変!ねずみくんに「でぐちはこっちだよ」と案内してもらいながら、ひとつひとつ、ぽん!とぬけだしていきます。

───このたび第2作が出版されるそうですね。

はい。『パジャマでぽん!』のテーマは「おきがえ」です。はみがきは子どもにとって身近な生活がテーマでした。次の作品も子どもに身近なテーマで、ちょっとした転換で子どもが楽しくできることって何だろう、と考えることからはじまりました。私自身に子どもはいませんが、子育て中の方に「何が大変ですか?」「子どもが(自分でできなくて)困っていたことは何ですか?」とうかがったりしました。
『パジャマでぽん!』は、1人できがえられるようになった子の「できた!」という嬉しさが感じられる絵本にしたいと思って作りました。

───ご自身の小さい頃のおきがえで、覚えていらっしゃることはありますか?

私自身は何をするのにも一つ一つの行動に時間がかかるほうで、「はやくきがえなさい」といわれることが多かった気がします。でも母に、そで口から手を入れて、自分の手をひっぱってもらったのは嬉しかったことを覚えています。

───『パジャマでぽん!』は、絵本にはおきがえを手伝ってくれる、かわいいねずみくんが登場しますね。

はい。ねずみくんが、「みーちゃん」を見守る案内役として登場します。
『はみがきれっしゃ』にも、『パジャマでぽん!』にも、大人は登場しません。『はみがきれっしゃ』では、たっくんのお母さんのラフ絵を描いたこともあったのですが、シンプルに、「自分でやりたい!」という子どもの気持ちに近づけて絵本にしていくと、大人の場面はなくなりました。

───『はみがきれっしゃ』はたっくんと歯ブラシだけ、『パジャマでぽん!』はみーちゃんとねずみくんだけ。シンプルな中に、「しゅっしゅっ」や「ぽん!」の音がくりかえし出てくるのが、読みやすく、心地いいです。絵本制作以前はどんなお仕事をなさっていたのですか?

印刷会社でデザイナーとして働いたあと、出版社で幼稚園・保育園の幼児向けの教材を開発する仕事をしていました。コップや園児服やクレヨンなど、子どもの生活用具を、デザインしたり作ったりする仕事です。11年間続けました。最後の2年間は、週の半分は会社に行き、残りの半分は、絵本のワークショップ「チャブックス」に通いながら絵本作りをする日々でした。


左は、くぼまちこさんの作品を出版社に持ち込み、デビューのきっかけを作ったフリーの編集者、松田素子さん。

───「チャブックス」とは…?

絵本編集者の松田素子さんが開催されているワークショップです。もともとは、三重県四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」の絵本塾に応募したとき、講評会で選考委員だった松田さんにお会いしました。最初は松田さんがどんな方なのか、どんな絵本作家さんのどの作品を手がけた方なのか(*)まったく知りませんでした。ただ、子どもや絵本について、真摯に向き合っていらっしゃることがとても伝わってきました。そのとき、松田さんに声をかけていただいたことが「チャブックス」へ参加するきっかけになりました。

(*松田素子さんは、ミキハウスの「宮沢賢治絵本シリーズ」をはじめ、なかやみわさん、長谷川義史さん、はたこうしろうさん、ひがしちからさんなど多くの作家の絵本を手がけています)

───そのときの松田さんとのお話の中で、印象に残っている言葉がありましたら教えてください。

「シンプルに」「リズムを大事に」「読者といっしょに歩んでいける絵本を作りなさい、作者だけが先走ってもダメ。読者と同じテンポで歩んでいけるように」とか…絵本を作っていて、今でも「そうだな」と立ち返るような言葉です。

───松田さんは、最初にくぼまちこさんの作品を見たときはどのように思いましたか?

松田:作品も描き手も、きっともっと伸びるな、と感じました。くぼさんが「チャブックス」に通いはじめてから、『はみがきれっしゃ』の出版が決まるまで1年くらいだったと思いますが、通常はもっと、1年以上かかるんです。くぼさんは出版までが短かったですね。

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くぼまちこ(久保真知子)

  • 1977 年、埼玉県生まれ。印刷会社でデザイナーとして勤務した後、出版社にて幼児向け教材の商品開発を担当したのち、絵本の制作に取り組む。『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』がデビュー作。

作品紹介

パジャマでぽん!
作:くぼ まちこ
出版社:アリス館
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