もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。
人気絵本をスマートフォン・タブレットで!絵本読み放題サービス♪【プレミアムサービス】
絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  『モンスター一家のモン太くん』土屋富士夫さんインタビュー

《スペシャルコンテンツ》インタビュー

2013.10.10

『モンスター一家のモン太くん』
土屋富士夫さんインタビュー

一覧を見る

『モンスター一家のモン太くん』土屋富士夫さんインタビュー

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』『つみき つんで もっと つんで』『よりみちエレベーター』など、日常の中の子どものドキドキを描いた絵本で、多くのファンの心をつかむ土屋富士夫さん。
今回は、土屋さんにとってもはじめての読み物シリーズ「モンスタータウンへようこそ」第一弾、『モンスター一家のモン太くん』を中心にお話をうかがいます。
文字が大きく、絵がたくさん入っていて、はじめての「ひとり読み」にぴったり!
モン太くん誕生秘話や、土屋さんの素顔についても語っていただいています。

モンスタータウンへようこそ(1) モンスター一家のモン太くん
作・絵:土屋 富士夫
出版社:徳間書店

モン太くんは、モンスタータウンにすむ男の子。 ここはモンスターと人間がなかよくくらす町。 モン太くんのおかあさんは魔女、 おとうさんはフランケンシュタイン。 親友は、おはかにすんでるガイコツくん。 「どうしてぼくだけ、ふつうの人間なのかなあ」 だけどある日、すごいことが…? はじめての「ひとり読み」にぴったりの、楽しいお話。 挿し絵多数!

───今日はお会いするのがすごく楽しみでした!
土屋さんといえば、『もっちゃうもっちゃう もうもっちゃう』にファンが大勢いて、絵本ナビでも読者レビューがたくさん付いています。子どもにとって「おしっこをもらさないようにする」って大仕事ですよね!
『つみき つんで もっとつんで』はつみきを積んで宇宙までいっちゃうお話。『よりみちエレベーター』や『それいけおもちゃだいさくせん!』など、土屋さんの作品を読むと、いつも、どうしてこんなに男の子の気持ちがわかるの?と思ってしまいます。
土屋さんはどんな男の子だったんでしょうか。お話は、実体験が元になってできることもありますか?


実体験がそのままお話になることは、ないですね(笑)。
4人兄弟の末っ子で、一人遊びのときは、人形をつかって「ごっこ遊び」で、妄想の世界に没入していました。

───今まで土屋さんが描かれてきた絵本は、とにかく子どもが夢中になっている世界を描き出したものが多いですが、『モンスター一家のモン太くん』はちょっと違います。
収録されている2つのお話のうち、最初のお話「ようこそモンスタータウンへ」では、モン太くんの家族構成や、モン太くんが住むモンスタータウンをしっかり描いていますね。モン太くんのお母さんは魔女、お父さんはフランケンシュタイン、ペットもモンスターなのに、モン太くんだけなぜか人間であることがわかります!
読み物なのに、中を開くと、絵がたくさん! 字も大きくて、絵本のように読みやすい、ちょっとおもしろい形になっていますよね。

実は、後半のお話「モン太くんのグラグラな日」のほうを絵本にするつもりで、ラフを編集者に見せたんですよ。そしたら主人公の男の子のキャラクターをしっかり書いてみたらと言われまして。前半部分「ようこそモンスタータウンへ」を書き足し、1冊の読み物として出版することになりました。

───なるほど、そうだったんですか! 気になるポイントがたくさんあるんですが・・・たとえばモン太くんのお母さんは魔女なのにあまり魔法を使わないとか、お父さんは力は強いのにけっこう落ち込みやすくて、可愛いところがあったり。モン太くんとお父さんは、お母さんが魔法をつかって料理を作ってくれたら美味しいのになと心の中で思っていたり(笑)。
モンスタータウンには人間とモンスターが一緒に住んでいて、ハンバーガーショップには人間用とモンスター用のメニューがあって・・・という設定に、もうワクワクしちゃいます。こわいけど行ってみたい!

人間とモンスターが一緒に住んでいる町なんてドキドキしますよね。一応、両方とも同じくらいの人数、住んでいることになっているんですが、自分としては人間のほうが描きにくくて、モンスターを描くほうが簡単(笑)。モンスターを描くのは楽しいですね。

───ちなみに、モン太くんのおじいちゃんは昔はあばれんぼうのオニで、おばあちゃんは泣く子も黙るやまんばで・・・。



二人ともヤンキーだったんですね(笑)。

───(笑)ペットはオオカミ犬のバウと化け猫のミャー。親友はお墓に住んでるガイコツくん。
漫画みたいな「ふき出し」で、みんなが会話しているのも楽しい!

そういえば子どもの頃は漫画が好きでした。自分でも漫画を描いて、雑誌の装丁をまねたりして、小学校で友だちに読んでもらったりしていました。

───小学生の頃から制作をされていたということですね!
2つめのお話「モン太くんのグラグラな日」は、当初絵本の企画だったということですが、それもうなずける土屋さんらしい内容。ある日、歯がグラグラするのに気づいたモン太くんは、グラグラが気になって気になって、気がついたら足下が信じられないくらいグラグラになっちゃって・・・。グラグラが「これでもか!」というくらい続きます(笑)。
この「足下が不安な感覚」は、土屋さんのどの作品にも共通しているような気がするのですが。


そうですね。アイディアは、まず「グラグラ」がおもしろいなと思ったところからはじまっています。
グラグラ〜グラグラ〜から、そのアイディアをゴロゴロッと転がしていったら「モン太くんのグラグラな日」のラフができました。
だいたい、いつもそんな感じ。思いついたことをゴロゴロッと自分で転がして、転がっていく先をおもしろがって見ていると、お話ができます。これは90点以上の出来だなと思うと、編集者に見てもらいます。

───スピード感のある展開が素敵ですが、お話ができるのは「あっという間」ですか?

そんなことはないです。でもお話の骨格というか、ボディができるのにはそんなに時間がかからないかな。
実際に絵を描くのは時間がかかります。今回みたいにどんどん描きこんでいけるものは、描いているうちに楽しくなっちゃって、ますます時間がかかって・・・。
描くのは好きですが、締切さえなければもっといいのに(笑)。

出版社おすすめ



「とびだすミニブック」シリーズ 編集者 清水剛さんインタビュー
おはなし会で大活躍♪♪

土屋 富士夫(つちやふじお)

  • 1953年東京都生まれ。東京芸術大学大学院彫金科修了。第三回サンリオいちご絵本童話と絵本グランプリ優秀賞などを受賞。絵本に『もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』(第18回ブラティスラバ世界絵本原画展入選)、『よりみちエレベーター』『つみきつんでもっとつんで』『それいけ!おもちゃだいさくせん』(以上徳間書店)、『てじな』(福音館書店)、『たっくんのおしろ』(ひさかたチャイルド)など。

作品紹介

もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう
もっちゃう もっちゃう もうもっちゃうの試し読みができます!
作・絵:土屋 富士夫
出版社:徳間書店
よりみちエレベーター
よりみちエレベーターの試し読みができます!
作・絵:土屋 富士夫
出版社:徳間書店
つみき つんで もっと つんで
つみき つんで もっと つんでの試し読みができます!
作・絵:土屋 富士夫
出版社:徳間書店
それいけ! おもちゃだいさくせん
それいけ! おもちゃだいさくせんの試し読みができます!
作・絵:土屋 富士夫
出版社:徳間書店
全ページためしよみ
年齢別絵本セット