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《スペシャルコンテンツ》インタビュー

2009.10.18

作者のふくだとしおさん
絵本『きょうのそらはどんなそら』

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絵本『きょうのそらはどんなそら』:ふくだとしおさん

新刊『きょうのそらはどんなそら』の発売を記念して、ふくだとしおさんが絵本ナビにいらしてくださいました!今回は今までの作品とちょっと雰囲気が違うような・・・その辺りも含めてたっぷりお話を伺いました。

この取材が行われたのは8月の終わり。思いのほか日焼けをされているふくだとしおさんの登場です。聞けばこの夏は1歳8ヶ月(取材当時)になられた娘さんのベランダのプール遊びに付き合っているうちに焼けてしまった「ベランダ焼け」だそうで(笑)・・・そんな愛らしいお話などを伺いながら和やかな雰囲気でインタビューはスタートしました。

きょうのそらはどんなそら

きょうのそらはどんなそら
作・絵:accototo ふくだとしお+あきこ
出版社:大日本図書

おひさまが顔をだしたら、さぁ1日のはじまり!朝のまぶしい空気、すずめたちのおしゃべり、どこまでもつづく青い空、流れる雲・・・。毎日見ている空は、いつも違う顔を見せてくれます。
子どもと一緒に広い空を見上げて、ゆっくりとした時間を過ごしてみませんか?

『きょうのそらはどんなそら』での初めての試み

─── とにかく色々な空が登場するこの絵本。空をテーマで絵本をつくろう、と思われたきっかけなどはあったのでしょうか?

かつて、ふくだとしおさんがご自身のHP上で、娘さんの誕生日に「その日の、各地の空の写真を送ってください」と募集されたことがあったそうです。

「日にちを告知して募集したら、本当に色々な都市や外国の空まで集まって。すごく面白かったんです。それを見た(担当編集者の)山本さんが『空の本をかきませんか?』と声をかけてくださったのが直接のきっかけですね。僕自身もともと小さい頃から空が好きだったこともあり、お話を頂いた機会にじゃあちょっとやってみたいな、と。」

目の前に『きょうのそらはどんなそら』の油絵で描かれた原画をずらっと並べてくださいました!

原画 原画
▲何とも深い味わいで思わず見入ってしまいます。

─── 今回の作品は今までの作品とガラッと雰囲気が変わって油絵という技法を使って描かれています。背景や空をじっくり描かれる為に素材を変えられたのかな、とも思ったのですが・・・?

「そうですね、実際に空とちゃんと向かいあってじっくり描きたい、というのはありました。」とふくださん。

「最初は油絵で描くつもりじゃなく、いつもと同じように水彩で・・・と思っていたんです。でもどんな絵本にしていこうかと話している中で『油絵はどう?』と奥さんが言い出して。油絵だったら面白いんじゃないかな、と思えてきたんです。より空の雰囲気や奥深さが出るんじゃないか、と。
同じタッチじゃなくてもいい、という話をもらっていたこともあって描いてみることにしました。

油絵というと、今までも自分では描いてはいたのですが、絵本で使うのは初めてだったんです。
でもずっと水彩で描いてきていて、ちょっと慣れてきちゃっているなあ、という思いもあって。画材を変えることで完成図がみえなくなる、そういう状態で描ける面白さの方に惹かれました。自分自身が楽しめるんじゃないか、と。」

─── そうして新境地に進まれる事を選んだふくださん、今回は更に原画のサイズを決めないで描かれたそうなのです。

ふくだとしおさん 「キャンパスのサイズは決めないでください、と申し出たんです。とにかく自由に楽しく描きたいから、と。後はデザイナーさんに調節してもらって(笑)。
というのも、以前ジョン・バーニンガムの原画展を見に行った時にびっくりしたんです。実際の絵本と原画が全然サイズが違ったり、同じ原画なのに、サイズが全然違ったり、切り取って貼っていたり・・・もうむちゃなくちゃなくらい。
でも、絵を描く側の目から見たらそんな風なのが自由で楽しいなぁと感じていたんですよね。だから一度(原画のサイズを決めないで描くということを)ちょっとやってみたいと前から思っていたんです。」

─── 実際描かれてみてどうでしたか?

「油絵を絵本にするということは、水彩と違って上から塗り重ねたりできるのでより自由に絵を変えられるんですよね。だから僕自身の気持ちは結構楽でした。大きさのこともあって、硬くならずにより自由に描けたような気がします。
こういう広い空を描く時に、表現がちまちまならずに良かったなぁ、と思ってます。」

─── 結構時間がかかったのでは?

「いや、結構早いですよ。乾く時間を考えなかったら一日一枚描けちゃうくらい。もともと描くのは早い方なんですけどね。
制作中に立ち止まってしまった、といったことはなかったです。全部の絵を同時に進めて描いていくんです。それを引き出しに入れておいて、それぞれに手を入れたり、また並べてみて眺めたり。そうやって常に全体を見ながら描き進めていきました。
原画を描く段階にくるまでは色々と変わったりしてそれなりに時間はかかったんです。描きたい空のイメージが固まるまでは何となくずっとふわふわしていて・・・。でもあるシーンが固まってからは早かったですね。」

アイデアを練るためのラフ アイデアを練るためのラフ
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ふくだ としお

  • 画家。1971年大阪に生まれる。 1994年大阪芸術大学卒業。1998年制作活動のため、渡仏。帰国後、絵本の制作に携わる。現在、絵画、絵本、立体作品など幅広く作品を造り出している。 絵本の作品に、『うしろにいるのだあれ』『うしろにいるのだあれ みずべのなかま』『うしろにいるのだあれ のはらのともだち』『うしろにいるのだあれ うみのなかまたち』『ぼくをそだてて』(いずれも新風舎)、『ねっ すてきでしょ』(幻冬舎)がある。『うしろにいるのだあれ』は愛子さまのお気に入り絵本として紹介されている。


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