なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子の試し読みができます!
作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
グッチーさん 50代・その他の方

幼児におすすめ
5歳くらいの子におすすめだと思います。…
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『どんぐりむらのぼうしやさん』インタビュー:なかやみわ さん

「そらまめくん」シリーズをはじめ、「くれよんのくろくん」「こぐまのくうぴい」「きりかぶ」など、子どもたちに愛されるシリーズを世に送り出してきたなかやみわさん。こんどの新作シリーズはかわいらしいどんぐりが主人公!
 そして、「おしごと」がテーマだそうです。シリーズ一作目は『どんぐりむらのぼうしやさん』。ご自身も小学生の男の子のお母さんでいらっしゃるなかやさんですが、さてさて、「おしごと」をいったいどんなふうに、子どもたち向けの絵本のなかで描いていかれるのでしょう。"どんぐりむらワールド"の魅力と、絵本製作の舞台裏をお聞きしました。

『どんぐりむらのぼうしやさん』

どんぐりむらのぼうしやさん
なかやみわ・作
学研刊

どんぐりのぽー、ちい、くりんは、どんぐり村のぼうしやさん。
村ではぼうしが売れないので、お客さんを求めて、町へ出かけます。
ある日、ねずみの親子がぼうしを買ってくれ、買ったぼうしをどうするのかと、ぽーたちがついて行ってみると…。
わくわくの結末が!

主人公はどんぐり!

─── 『どんぐりむらのぼうしやさん』の主人公は、のっぽの「ぽー」(マテバシイ)、ちいさな「ちい」(シラカシ)、まきげの「くりん」(クヌギ)。ネーミングが絶妙ですね(笑)。主人公にどんぐりを選んだきっかけを教えていただけますか。

どんぐりは、子どもに身近なモチーフで、みんな大好きですよね。秋に公園に行けば必ずどんぐりが落ちていて、みんな目ざとく見つけて拾っている。私も子どもの頃大好きで集めていましたが、子育てをするようになって、やっぱり自分の息子もどんぐりを見つけるとまるで宝物を見つけたみたいに舞い上がる(笑)。袋にこーんなにたくさん詰めて…。ただの実なのに、どうしてこんなに魅力があるんだろう。いつか「どんぐり」で、なにか描きたいな、という思いがありました。

─── お話をつくるときは、キャラクターが最初にというか…何が主人公、というのが最初にあるんですか。

本にもよりますが、今回は「どんぐり」というモチーフが先にありました。どんぐりのさまざまな形とかぶっているぼうし…小さいときからあのかさが私には「ぼうし」に見えたんですね。クヌギはくるくるしたまるっこいぼうしをかぶっているし、マテバシイはベレーぼうのようなぼうしをかぶって…。よく見るとさまざまな形、デザインがあって、柄や、線や、ぐるぐるらせんになってるものもあれば、鹿の子地のようにチキチキとなってるものがあったり…色や大きさも違う。それを見たときに、ぼうしやさんのお話にしたい、と。

─── 絵本を開いてまず目にとびこんできたのがどんぐりの愛らしさ。そしてこんなにいろんな種類のどんぐりがあったんだ、という驚きでした。じっさいにどんぐりを探したり調べたりされたんですか。

取材されたどんぐりの写真を見せていただきました。すごい種類です!ええ、まず公園にいきました。身近に落ちているどんぐりを調べないことにははじまらないので。
山奥のめずらしいどんぐりよりは、まず公園の、どこにでも落ちているようなどんぐりは何かなあ、ということからはじめて、拾っていくと、まずマテバシイとシラカシ、この2種類ですね。クヌギは場所によってあったりなかったり、という感じ。コナラは…どうかな、このあたりにはけっこうあるんですが。

─── 見たことないどんぐりもいっぱいありますねえ。ぼうしというより髪型みたい(笑)。

どんぐりのアルバムを手に取るなかやみわさん沖縄にしかないオキナワウラジロガシというどんぐりは、ちょっとかくっとなっていて大きい。スダジイは代々木公園にあるみたい。
昨年(2009年)の秋に、筑波実験植物園で「どんぐりミュージアム」という企画展があって、取材にいきました。毎年開催されているわけではないようですが、展示や工作ルームみたいなのがあって、どんぐりに顔を描いたりして(笑)、工作して持ち帰れます。お子さん、きっと楽しいと思いますよ。

─── どんぐりって大人になってもつい顔を描きたくなりますよね。

どんぐりミュージアムに行って気づいたんですけど、外国には外国のどんぐりがあって、やっぱりちょっと違うんですよ。かなり大きかったり、形が日本のものと違ったり、長い名前がついていたり(笑)。
どんぐりってあまり種類がないようにみんな感じているかもしれないですけど、たくさんの種類がある。種類の多さの魅力ですね。ということはさまざまな特徴、性格をもったどんぐりがいるということ。これは…どんぐりというひとつのワールドができるな、と。

個性ゆたかなキャラクターたち

─── じっさいのもの(どんぐり)を見ながら、こんなにたくさんのキャラクターを?

そうですねえ。実物を見られないものは図鑑で調べたりとか…。どんぐりってその道のプロがいるんですよね。「どんぐり博士」みたいな。その方の講演を聞かせていただいたんですが、あまりにも専門的でわからない…(笑)。大きくわけると常緑樹のどんぐりと、落葉樹のどんぐりと二種類に分かれ、そこからまた枝分かれしていくらしいんですが…深い世界なんですよ。それだけ魅力あるものなのだ、と言えるかもしれません。
そうやっていろんなどんぐりを見ていると、つぶの形とぼうしの形で、こういう性格かなあと、なんとなくイメージがわいてくるんです。

─── いつもこうやってきちっとキャラクター設定をされるんですか。

絵本の原型になったメモ。絵だけでなく、仕事の内容や性格まで細かく書き込まれているんです!今回は、やりました。
それぞれのどんぐりについて、イメージしたことはぜんぶ書きだして…。
いつもはここまでやらないんですが(笑)。

─── 「みどりのおばさん」(ウバメガシ)は、どんぐりむらの子どもたちの交通安全を見守るんですね(笑)。「じいず」(オキナワジイとツブラジイ)はバンドですか?

キャラクターがたくさん登場する2ページ目を見ながら、細かいみどころをたくさん教えてくださいました!そうです。路上で歌っている状態でまだファンはいないんですけど、これから先、ファンが増えるかもしれません(笑)。「じいず」は大きなぼうしで顔があまり見えないんですが、ぼうしをとると美少年とか(笑)。そういう設定をして、のちのち、反映しようかなと。
たとえば2ページ目ですが、ホワイトカラーをつけたサラリーマン(コナラ)が子どもをどんぐり園に連れていくところ。でも子どもって…とくに男の子ってだぁーっと先に走っていっちゃいますよね。あわてて、待て待て、と追いかけています。
どんぐり喫茶では常連さんが、看板娘(ミズナラ)にちょっと恋心をよせていて。もしかしたらちがうシリーズの中でラブレターを渡す場面があるかもしれません(笑)。どんぐり喫茶では、売れっ子作家先生(スダジイ)もいて打ち合わせ中。いっしょに編集者(アベマキ)もいます。外にはおまわりさん(オキナワウラジロガシ)もいます。
大きなページでたくさんのどんぐりたちがそろっていると、それぞれのポーズや表情からちょっとずつ性格が垣間見えるというか…。この人、なんだろう?って思いますよね(笑)。

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なかや みわ

  • 埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。人気絵本作品に「そらまめくん」シリーズや「くれよんのくろくん」(第12回けんぶち絵本の里大賞受賞)シリーズ、自身の子育て経験を活かして描いた「こぐまのくうぴい」シリーズ等他多数。かわいらしく、個性的なキャラクター達が大活躍する心温まる作品は、子ども達や若いお母さんに高い支持を得ている。


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