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祝! 王さま60周年記念! 「ぼくは王さま」を支える人たち 記念連載理論社 2016/08/18
2016年7月。「ぼくは王さま」シリーズの新刊『王さまABC』の発売を記念して、原画展が開催されました。今回は原画展が開催されたブックハウス神保町のスタッフ、茅野由紀さんにインタビューを行いました。イベント当日の様子もレポートした、豪華二本立てでお送りします。
●ブックハウス神保町 書店員・茅野由紀さんにおはなしを伺いました。
―― 茅野さんは「ぼくは王さま」シリーズを何歳くらいのときに読んでいましたか?
私は子どものころから本が好きで、いっぱい読んでいたので正確には覚えていないのですが、『おしゃべりなたまごやき』(福音館書店)が王さまとの最初の出会いだったと思います。和歌山先生の描く王さまと出会ったときは、小学校低学年の頃。友達にとても本をたくさん持っている子がいて、その子の家に「ぼくは王さま」シリーズが全巻そろっていたんです。遊びに行く度に読ませてもらっていました(笑)。
―― 「ぼくは王さま」シリーズの中で特に好きなエピソードを教えてください。
とてもひとつには選べなくて……。やっぱり『ぞうのたまごのたまごやき』や『しゃぼんだまのくびかざり』は大好きなおはなしのひとつです。特に『しゃぼんだまのくびかざり』は、こんなステキなお話の作り方があるんだって感動して、自分でもお話を作ってみた思い出があります。読み終わるとむくむくと想像力が湧いてくる、そんな作品でした。
―― 茅野さんご自身は5歳と3歳の娘さんを持つ、お母さんですが、お子さんにも「ぼくは王さま」シリーズを読んでいらっしゃると聞きました。
はい。子どもたちに長い物語はまだ少し早いかもしれませんが、ありがたいことに「新・王さまえほん」シリーズが出ているので、それを読み聞かせしています。一回読むと、次の日も「これを読んで」と持ってきてくれるので、娘も王さまの話を気に入ってくれたのかと嬉しくて。もう少し大きくなって、長い物語も読めるようになったら、お互いに感想などを言えたらいいなと思いますね。
―― 「ぼくは王さま」シリーズの魅力はどんなところにあると思いますか?
すごく奇想天外でワクワクするストーリーなのに、奇をてらった感じがないんですよね。今年60年を迎えるそうですが、今読んでも古さを感じない物語の展開も魅力ですし、王さまや大臣、コックさん、ニワトリなど登場人物たちがとても生き生きしているのも、長く愛される理由なのでは……と思います。
―― 特に好きなキャラクターは、やはり王さまですか?
そうですね。子どものころ、私は結構内向的で、協調性を大切にするように育てられたので、いつも自分中心で、大臣や博士を従わせている王さまは、「あんな風に生きられたらいいな」と思う私の憧れでもありました。でも、寺村さんが「どこのおうちにも、こんな王さまがひとりいるんですって」と書かれているように、私たち誰もが王さまの部分を持っているんだと思います。自分の中の王さまと社会性をどう折り合いをつけるのか……そう考えて、再び「ぼくは王さま」シリーズを読むと、ちょっと胸が熱くなります。
―― ブックハウス神保町さんでも「ぼくは王さま」シリーズは人気ですか?
はい。今回のイベントに合わせて「ぼくは王さま」シリーズの原画展を開催させていただきましたが、いらっしゃるお客様の中には「懐かしい!」とおっしゃってくださる方がたくさんいました。うちは、絵本専門の書店なのでお客様の多くが未就学児のお子さんです。まだ王さまに出会っていない子もたくさんいます。これから王さまと出会う子に、「ぼくは王さま」シリーズの魅力をお伝えできるよう、これからもおススメしていきたいと思います。
―― ありがとうございました。
●「王さまと和歌山静子さんと遊ぼう!」イベントレポート
イベントが開催されたのは2016年7月17日(日)。会場には親子3代に愛される「王さま」らしく「王さま」が大好きなお母さんお父さんに連れられた子どもたちがいっぱい集まりました。
王さまの楽しいおはなしを夢中で聞き入る子どもたち。読み聞かせが終わった後は、いよいよワークショップ。紙コップを使って「パクパク王さま」を作ります。
そして、本日のサプライズゲスト、王さまの登場です!
●イベントを終えて
ブックハウス神保町 茅野:和歌山静子先生がとても優しく、参加されたお子さんたちと目線を合わせて絵本の読み聞かせをしたり、一緒に工作を作っていらっしゃる姿に感動しました。参加してくださったお子さんたちも、皆さんリラックスして楽しみながら、王さまの世界に入っていっていたと思います。
●「和歌山静子、王さまと出会って50年展」開催決定!
●王さま60周年記念アワード コメント募集中!
「王さま」シリーズや、「寺村輝夫のとんち話・むかし話」シリーズ、「わかったさんのおかし」シリーズなど、数多くの児童文学を生み出した、寺村輝夫さんってどんな人? 知りたい方はこちら>>
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