なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子の試し読みができます!
作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
ピコピコピコさん 50代・その他の方

幼児におすすめ
5歳くらいの子におすすめだと思います。…

連載

「すこやかな心をはぐくむ絵本」シリーズ完結記念 絵本作家インタビュー【くすのきしげのりさんと12名の絵本作家たち】

廣済堂あかつき

2016/11/21

【連載】第12回 『あったかいな』の 片山健さん

【連載】第12回 『あったかいな』の 片山健さん

子ねこの誕生を待ちわびる女の子の姿が愛らしい絵本『あったかいな』。いのちへの思いがやさしく伝わる、と多くの方に手に取っていただいています。
作者のくすのきしげのりさんがインタビュアーになって、絵を描かれた片山健さんに猫に関する思い出や小さな頃の様子など、お話をうかがいました!
■ 絵本にまつわるエピソードと、片山さんの子どもの頃の思い出
くすのき:あっちゃんとゆうちゃんの二人は、猫のミーちゃんの出産に立ち会い、こどもを守る母猫の様子を目の当たりにしましたが、片山さんは動物との関わりで想い出に残るできごとはありますか。

片山:真っ黒のメス猫がいました。小学1年か2年の頃、学校から帰ると座った祖母のまわりをふわふわした真っ黒い小さなものがグルグルまわっていて、なんてかわいいんだろうと、すごくうれしかったのを憶えています。クロという名で、家のなかのどこかで誰にも知られず子猫をうんで現れたのでビックリしたものです。
くすのき: 小さいころから身近に猫がいたのですね。ぼくも、子どものころは、ずっとねこと一緒に暮らしていました。
この絵本に登場する猫のミーちゃんと子猫たちのモデルとなった猫はいたのでしょうか。
また、この本の中で、片山さん、おすすめの場面、お気に入りの絵があったら教えてください。
片山: 「ミーちゃん」という名前から連想して、勝手に三毛猫だなと決めてしまいました。すでに何年も前に死んだ猫ですが、一人暮らしの友人がかっていた猫が、大体こんなふうでした。写真が少しあったので参考にはしました。
気に入っているのは見返しの絵です。一番最後に描くからか、見返しは描いていても楽しく、子猫たちが遊んでいる様子が上手く描けたかなと思います。

くすのき: 絵本の中で、ゆうちゃんとおかあさんがふとんに入って話すシーンがありますが、小さかったころ、夜、布団の中でどんなことを思ったり、考えたりしていましたか? 思い出やエピソードがあったら教えてください。
片山: 小さい頃、ふとんの中で何を思っていたかなど、何にも思い出せません。
ただ、私が眠っていると四つにたたまれたふとんが、窓から夜空にゆっくり抜け出てどこか遠くを飛んできて、また窓から帰ってくるという夢をくりかえしみました。

くすのき: それは不思議な夢ですね。
■ 絵本制作のアイデアやチャレンジしたいこと
くすのき: ふとんの中と言えば、ぼくは作品のアイデアが浮かぶことがあるのですが、片山さんの絵本のアイデアが生まれるのは、どんなところからですか? いつ、どんなときでしょう?
片山: どんな「ところ」も、どんな「とき」もまったくあてになりません。
ひとつだけいえるのは、いつもアレコレほとんど空しく考えつづけ、待ちつづけるしかありません。私の場合は。
くすのき: 天から降ってくるような感じなのでしょうか。言われてみれば、ぼくもいつも作品のことを考えています。
これから、主人公に描いてみたいもの(人)はありますか? その理由も教えてください。
片山 待ち続けると、アイディアと一緒にやってきます。
くすのき: では、これから挑戦したいことはありますか? お仕事でも、それ以外でも。
片山 75になって挑戦?!
そんなことを考えると力ばかり入って後悔するだけです。……と、考えるはしから野心でいっぱいになり、いよいよ力が入り、また失敗して後悔の日々です。
くすのき: ぼくは、ずっと新しい絵本を描き続けていらっしゃることが、すごいと思います。
片山健さん、お話ありがとうございました!
――最後に片山健さんのひみつを手書きコメントで大公開!


くすのきしげのり
1961年徳島県生まれ。鳴門市在住。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は、児童文学を中心とする創作活動と講演活動を続けている。絵本『おこだでませんように』(小学館)が、2009年に全国青少年読書感想文コンクール課題図書に、2011年にはIBBY(国際児童図書評議会)障害児図書資料センターが発行する推薦本リストに選出される。同作品で第2回JBBY賞バリアフリー部門受賞。また、『ふくびき』(小学館)、『ともだちやもんな,ぼくら』(えほんの杜)と共に第3回ようちえん絵本大賞を受賞する。その他の絵本に『もぐらのサンディ』シリーズ@〜C(岩崎書店)、『あたたかい木』(佼成出版社)、『えんまのはいしゃ』(偕成社)、『みずいろのマフラー』(童心社)、『ええところ』(学研)、『メロディ』(ヤマハミュージックメディア)など多くの作品がある。


片山健
1940年、東京都に生まれる。「タンゲくん」で講談社出版文化賞絵本賞を、「でんでんだいこのいのち」で小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に「おやすみなさいコッコさん」「だーれもいない だーれもいない」「むぎばたけ」「たのしいふゆごもり」「おばあさんの青い空」、画集に「美しい日々」「迷子の独楽」「いる子ども」、エッセイ集に「わたしの遠足日記」などがある。








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