『わたしをわすれないで』
ありがとう、ジュリア。(あさみーこさん)
介護が必要となった母の姿と重なり、複雑な気持ちで読み始めました。
人が老いていくということ。今まで当たり前にできていたことができなくなり、大切な思い出さえ忘れていく…。その姿を見ているのは、とても辛くてせつないです。時には、思うように身体が動かせなくて、辛い思いをしているであろう母に、感情的になってしまうこともしばしば…。そんな日常に、この絵本は、光を射してくれたように感じました。大切なことは、寄り添うこと。温かな思い出を頼りに、喜んでくれそうなことを探すこと。優しいジュリアの姿に、忘れていたそんな大切なことを教えてもらいました。
忘れなぐさ。可憐なその花に、ジュリアの笑顔がちりばめられているようです。きっとその想いは、おばあちゃんにしっかりと届いているはず。おばあちゃんの優しさが、そのままジュリアに受け継がれているのでしょうね。「ありがとう、ジュリア。」きっとジュリアにも、そんなおばあちゃんの優しい声が届いていることでしょう。
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受賞レビュー
『あのね あのね』
わかる!わかる!(あってぃちゃんさん)
まるで我が子を見ているみたい。私にも、幼稚園生の子供がいますが、毎日あのね、あのね、で今日の出来事を話してくれますが、まだ上手く話せないので会話がクイズみたいで毎回考えさせられます。でも、そんな一生懸命何かを伝えようとしてくれてる感じが、とてもかわいらしいし会話をしていて楽しいです!!
また、この絵本の中では家とは違う幼稚園生活の中で苦労して色々な体
験を通して成長していく姿も描かれています。全てのページにおいて共感出来る所が沢山ある絵本です。是非、沢山の人に親子で読んでほしい絵本だなと思いました。
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『ゴリラのくつや』
お父さんの背中(リベルテはらさん)
日頃、お父さんの仕事は子供がなかなか見ることができない。
もしかしたら、こどもの見るお父さんの姿って、日曜日にずっと寝ててだらだらごろごろ。この人は何をしているんだろう?と思っている子もいるのかもしれない。
でも、この本を読むと、自分のことはさておき、誰か(お客さん)の思いを叶えるお父さんの仕事が垣間見れる。
読み聞かせる時に、うちのお父さんも、このゴリラのお父さんみたいに一生懸命に頑張っているんだよってお母さんも言える、そんな絵本だと思う。
ぜひ、忙しいお父さんがいる家族に置いていてほしい1冊だ。
子どもは寂しくなるとこの本を開き、お父さんを誇らしげに思うことができる1冊だと思う。
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『せかいでさいしょの ポテトチップス』
ぼくも食べたーい(まことあつさん)
実在の人物ジョージ・クラムと、
世界最初のポテトチップス「サラトガ・チップス」
にまつわるエピソードに脚色をくわえた作品ということで
最後に写真もあり、子どもたちも「本当の話なんだ」と
目をキラキラさせていました。
読み終わった後、ポテトチップスを無性に食べたくなります。
3歳児も「ぼくも食べたーい」と言い続ける始末。
今度食べるときにこのエピソードを思い出すんでしょうね。
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『どっせい!ねこまたずもう』
ド派手でド迫力、こんな相撲は見たことがない!(こつめかわうそさん)
無敗の大横綱「にゃんこのやま」が、並みいる対戦相手の妖怪たちを次々に倒していく。ド派手でド迫力、こんなにワクワクする相撲は初めてです!
にゃんこのやまが戦うのは、ガマガエル、タコ、クジラ、カッパ...
彼らが繰り出すユニークな技も見所の一つです。
そしてなんといっても、大勢の妖怪がにゃんこのやまに一斉に襲いかかる観音開きのページは圧巻!
二歳の娘も大興奮で、どんな妖怪がいるか、ページの隅々まで見回していました。
この絵本を読んでから、我が家には空前の相撲ブームが到来しました。
「みあって、みあって〜、はっけよ〜い、のこった!!」
娘が行司さんになりきって、おもちゃのカブトムシとクワガタの取り組みを仕切っています(笑)
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