全ページためしよみ2,368冊 ちょっとためしよみ11,134冊
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私たち現代の子育て世代は、常に時間に追われています。
絵本が子どもによいのはわかっています。
親子で絵本を読む「幸せな時間」は、とても大切だということも。
でも、子どもにどんな絵本を選べばよいのでしょうか。
子育てに忙しい毎日の中で、絵本選びにかけられる時間は十分ではありません。
小さな子を連れて、本屋さんでゆっくり絵本を選ぶことは簡単ではありません。そんな子育て世代の絵本選びが、苦労から楽しみに変わるようにと、絵本ナビは2002年に誕生しました。
絵本の情報をワンストップで見ることができ、プロの紹介文や読者の「生の声」、中面画像、数ページの試し読みと、少しでも作品について判断ができるように、情報を増やしてきました。
それでも、それでもやっぱり、ネットで購入するということは、「エイヤ」で買うことに他なりません。
そう、親にとっては、我が子に読む絵本は、きちんと全部読んでから与えたいのです。
おもしろがって聞いてくれるだろうか。
今の我が子の発達段階にあっているだろうか。
怖いシーンはないだろうか。
自分の育児方針と違うメッセージが入っていないだろうか。
心に残る作品だろうか。
お気に入りの一冊になるだろうか。
購入して本棚に加えておきたい作品だろうか。
・・・興味を持った作品について、街の本屋さんのように全ページ試し読みができたら・・・
これが正直な気持ちだと思います。
一方、本の作り手からすれば、「スマホやタブレットから全部読めてしまったら、本を買ってもらえなくなってしまう」ということになります。
本が売れなければ、書き手も作り手もいなくなり、優れた作品は生まれなくなってしまいます。これは実に当たり前のことです。
でも絵本は、絵本に限っては「全部読めるようにした方が、本を買ってもらえるのではないでしょうか」という仮説を私は立てました。
子育て中の親の一人として、20年近くにわたり全国の子ども達に絵本を読んで来た者として、年に1700万人を超える皆さんにご利用いただいているサイトの代表として、たどり着いた一つの結論です。もちろん、試し読みができればその絵本を買うわけではありませんが、試し読みできなければ買いにくいのは事実でしょう。
そして、その仮説を証明するように、「全ページためしよみ」対象作品は、大勢の方にご購入いただくことになりました。
正式サービスとしてスタートした当初は作品数も少なく、ヨチヨチ歩きのサービスでしたが、著者さん出版社さんのご協力をいただき、対象作品が2500作品を超えました。どれだけ多くの方に利用していただけるか、どれだけ購入していただけるかで、このサービスの運命は決まります。
さて、2020年、全ページためしよみはリニューアルを行います。
「絵本アプリ」をリリースしてより楽しく、多くの絵本に出逢えるようになり、全ページためしよみ対象作品は送料無料でご購入いただけるようになります。
この取り組みに賛同して下さっている出版社さんや著者さんは、絵本ナビで全ページためしよみできるようにすることで、より絵本を買ってもらえるようになり、ためしよみ作品は今後一層増えていくことでしょう。
あわせて、無料メンバーが全ページためしよみできる冊数を月3冊までとさせていただきます。
プレミアム会員になるとためしよみできる冊数は無制限となり、さらに一部の絵本や読みもの、学習まんがなどが読み放題になるのをはじめ、いつでも送料無料など多くの特典をお使いいただけます。
また、PC版サイトでは、ためしよみの著作権保護のために採用していたFlash技術が終了になることにあわせ、ためしよみはアプリに一本化し、スマホ・タブレットからご利用いただく形となります。また、児童書の一部にあった「一章ためしよみ」を「ちょっとためしよみ」に統合し、わかりやすくします。
多くの方が、お気に入りの絵本に出逢えるように、絵本選びが楽しくなるように、そして絵本を買いやすいように。
絵本が売れて、ためしよみ対象作品が増えて、またお気に入りの絵本に出逢えるように、この仕組みを大きく拡げていけるように。
絵本ナビは、そのために全力で努力をします。
そこで皆さんにお願いです。
もし、この企画の主旨に共感するところがありましたら、ぜひお友達にも「絵本ナビで全ページためしよみできるよ」と伝えてください。
そして、もしお気に入りの作品に出会って購入されることになりましたら、ぜひ絵本ナビからお買い求めください。
絵本ナビはすべての子どもと親を応援しています。