
歯が痛むので、こうたが鏡でよーく見てみると・・・なんと歯から小さな葉っぱが2枚生えていた!! 「歯から葉っぱ!?」 想像するだけで、ちょっとおののいてしまう設定なのですが、これはユーモア絵本ですのでご安心を。
当の本人のこうたは?と言えば。 「もしかして おいしい みが なるのかな」 にやっと笑い、こっそり口の中で育てる決意をするのです。 どう育てていいのかわからないので、担任の先生に葉っぱを大きく育てる方法を聞いてみると、毎日水をやって、太陽の光を当てて、風通しをよくして、栄養を与えていけばいいとのこと。 こうたは、帰り道太陽に向かって口を開け、深呼吸をしたり、天ぷらをたくさん食べたりして、大忙し。すると葉っぱは少しずつ増えていきます。大好きなアイスもがまん、がまん。 とこがある日、大変なことが起こります。 歯がかゆくなってきたので、奥歯を指ではさんでみていたら、いきなり後ろからお母さん。 「まぁ!なにしてるの。だいじょうぶ?」 驚いた拍子に大事な歯がぽーん。 飛んでいってしまった!!
さて、こうたの大事な歯は見つかるのでしょうか。結局、何の実だったのでしょうか。 お話は更に驚きの展開をむかえます。それは読んでからのお楽しみ!
それにしても、自分の歯から何かが生えてくるなんてすごい事件。 でも、考えてみれば歯が生え変わるこの時期、口の中で歯がグラグラしたり、抜けたり、新しい歯が生えてきたりっていうエキサイティングな出来事を実際に子どもたちは経験するんですよね。 一体自分の口の中はどうなっているんだろう?抜けた後はどうなっちゃうんだろう? もしかしたらそんな不安と好奇心から、色々な想像をふくらませている子どもたちはいっぱいいるのかもしれません。作者の中西翠さんもそうだったのでしょうか? そんな妄想と空想を、山本孝さんがばっちり面白く絵で見せてくれていますよ!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

歯が痛むので、鏡を見てみると・・・歯から葉っぱが出ていました! こっそり育ててみる事にしました。先生に聞いて、葉っぱに太陽の光や栄養を与えて行くと、少しずつ葉っぱが増えていきます。そして、できた実は!? 想像力が広がる絵本。

面白くて明るいお話です。
ただ歯に葉が生える絵はちょっと、、、。
なんとなく気持ち悪かったです。
歯が成長していく絵がどうしても
受け付けられませんでした。
ただお話はとっても楽しいと思います。
変な感情を持たなければ問題ないです。
歯の葉はどうなっていくのか
最後は想定しない展開でした。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子11歳)
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