ここは動物園。
ホンモノのゾウやキリン、ライオンやパンダたちに会える場所です。
人気者の動物たちですが、1つの動物を朝から晩まで観察し続けることって、なかなか出来ませんよね。
「おやつの じかんは?」「よるは どこでねるの?」「ベンキョーは・・・・・・?」
こどもたちのそんな疑問に、「きょうは とくべつ おしえてあげる」と、ばっちり答えてくれるのがこの絵本。
ページをめくれば、朝、昼、夜と、1日を追った貴重な写真がいっぱい!表情豊かな動物たちがググッとクローズアップされて待っています。なかなか普段は見られない、様々なアングルから写された動物たちは、愛嬌たっぷり!
前作『すいぞくかんのみんなの1日』に続き、生き物たちが直接話しかけてくれているようなふきだしの言葉で、生き物たちがとても身近に感じられるこのシリーズ。
たとえば、オラウータンがいつもどんな風に遊んでいるのか知っていますか?遊びにも流行りがあって、そのときどきで夢中になるものが違うんだそう。本の中で、市川市動植物園のオラウータンの女の子リリーがはまっているのは、ある意外なもの。「おもしろい あそびは みんなに ひろまるんだー」ですって。とっても楽しそうに遊ぶ可愛い姿は、絵本を開いて見てみてください。登場する動物たちに会いに、それぞれの動物園にも行きたくなりますね。
動物園に行く前、行った後、家族でゆっくり眺めて楽しみたい写真絵本です。
巻末にある、「デバデバタイムズ」も必見!独特なルックスが魅力の愉快なハダカデバネズミくんが、楽しいニュースを新聞風に教えてくれますよ。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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