
ねこのどろにゃあは、どろこんこがだいすき。雨がやんだら、公園へまっしぐら。 「どろにゃあ ぜったいみのがさない。 みんなよけちゃう ぬっるぬるの どろのやま。ずるるるる〜」 すべりおりたり、ころげまわったり、どろにゃあは思いっきり遊びます。 あれ? 気づくと、どろだまり(水たまりじゃなく)のあちこちに、どろ色をした生き物が。 「どろんこ すき?」「すき すき」「あそぼう あそぼう!」
日が暮れるまでめいっぱい、しあわせそうに遊ぶ、どろにゃあたち。 どろんこって、あたたかいの?冷たいの? どんな感触?きもちいい? ・・・なんて話しかけたくなっちゃいます。 どろんこには五感や心を刺激する、なにかがあるにちがいありません!
どろにゃあたちと一緒にどろどろになったつもりで絵本を楽しんだあとは、いちばん最後のページの一枚絵を見てみてくださいね。 みんなが泥だらけの足あとをつけて、帰りついたおうちは、さてどこでしょう。 誰がどのうちに帰ったか、わかるかな? 見返しのクイズ「ぼくたち、だ〜れだ?」もお楽しみポイント。 ささきみおさん描くどろにゃあが可愛くて、どろんこ遊びがダイナミックで、ページをめくるたびについ笑ってしまう絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

猫のどろにゃあは、どろんこ遊びが大好き! 雨がやむと、喜び勇んで公園へ駆けつけます。公園には、どろにゃあの他にも動物たちが、どろんこ遊びを楽しんでいました。あら? 泥がちょっと苦手な子もいるみたい…。どろんこ遊びは、乳幼児の子どもの発達にはかかせない遊びの代表的なものです。五感をフルに使うことができ、自分で自由自在に形を変えられる、楽しい遊びです。遊び始めは、汚れることに少し抵抗があるかもしれませんが、一度泥がついたらもう気にならない!どろんこ遊びの楽しさ・夢中になって遊ぶことの気持ちよさを伝えます。

こんなに豪快に泥遊びできるなんて、
動物がうらやましいなと思いました。
最後の最後まで泥を嫌がっている鳥も
結局はドロドロになって一緒に
楽しんでいました。
短いお話でしたが、楽しかったです。
最後のページで泥んこになったみんなを
探すのもおもしろかったです。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子7歳)
|