
男の子の飼っている青い鳥がにげた!! なかよし3にんぐみで追いかけているうちに、ごちゃまぜの不思議な国に迷いこんでしまいます。 さあ、どこに行ってしまったのでしょう。 13のごちゃまぜの国で、逃げた青い鳥と3にんぐみ、さらに一緒に追いかけている博士と、ピンクとみどりのちょうちょ、むらさきいろのねこを探してみよう。
子どもたちに人気のある「さがすえほん」ですが、『ぎょうれつ』や『よーいドン!』の中垣ゆたかさんが手掛けたとなれば、それはまた探す方も気合が入っちゃいます。 だってこの絵本、ほんとうに「ごっちゃごちゃ」の「まっぜまぜ」なんですから。
どうぶつのくに、もりのくに、ロボットのくにと続いて、ペラペラのくにや、くものくになんていう、かなりへんてこな国の住人たちがとにかく沢山、画面狭しと登場します。よーく見ると、一人一人顔も表情も服装も動きもみんなバラバラ。みんなそれぞれ思い思いの事をしていたり、何かを話していたり。
さらに違う国の人が混ざっていたり!?なかなか難易度が高いのです。 でも、だからこそ楽しみ方はいくらでもあります。 絵本の最初で紹介している通り、ステップ3までの遊び方が終わったら、今度はごちゃまぜの国をゆっくりと見物してみてくださいね。おかしのくになら住んでみたい!とか、おばけの国の人とともだちになれるかな?とか、一体この国には何人いるんだろう、とか。時間があっという間に過ぎていってしまいそうです。 それにしても・・・こんなにびっしりと人がいる宇宙なんて、初めて見ました。衝撃です。 その様子は、是非実際に確認してみてくださいね! たとえあなたが大人だからって、3人組探しをさぼっちゃダメですよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

逃げた青い鳥を追いかけていた仲良し3人組が、ごちゃまぜの国に迷いこんだ。さあ、13のごちゃまぜの国で、いろいろな物を探そう。びっしり描かれた不思議な人達は、思い思いの事をしているので、じっくり見るのも楽しい。

探す絵本です。娘が3歳のときにはまって、何回も何回もやりました(もう見つけたのもまた何度も探す!)。中垣さんの絵は独特で、なんとなく外国の絵本なのかなって思ったくらいです。普通の人間だけでなくて宇宙人やら地底人やら、いろいろおもしろいキャラがいっぱい出てきておもしろいです。
絵はすべてとっても細かくて、これだけ描き込むのは大変なんだろうなぁと思います。中垣さんは家の近くに住んでいる方で、個展にも行って原画も見させてもらい増したが、とっても細かくてきれいでした。中垣さんはとても気さくで優しいお兄さんでした。中垣さんの絵本には遊び心を感じます。
探しものの難易度としては、けっこう難しいと思います。大人でも必死に探さないと見つかりません。3歳後半くらいからなら楽しめるかな。
(じっこさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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