
ふわふわしたひつじのピコちゃん一家とくらす、はりねずみのプッコ。 おきにいりの毛布をもって、あっちへうろうろ、こっちへうろうろしています。 おひるねにぴったりの場所をさがしてるんですって。 「きょうは どこに しようかな?」
ぬくぬくの手ぶくろに入ろうとしたら、「いまから つかうのよ」とピコちゃんにいわれたり、くらくていいところを見つけた!と思ったら、ピコちゃんのパパの足が入ってきたり(ながぐつだったんですね)。 なかなか寝る場所を見つけられないプッコ。 ピコちゃんはふわふわの腕でプッコをだっこし、いっしょに家のなかをあちこちさがしまわってくれますが・・・?
やさしい色づかいが、ほんわかしたお話の雰囲気にぴったり。 ひろーい家のなかで、じぶんにちょうどいい場所をさがして、ぼうしやガラス瓶にもぐりこむ、ちいさなプッコがかわいいです。 どこでどんなふうにおひるねするか。それって、子どもには、じつは大問題。 ここではねたくないよ、あっちがいいよ、おきにいりの毛布がなくちゃいや、とぐずる子に、困ってしまう経験、おかあさんやおとうさんならきっとありますよね。 そんな幼い子のこだわりの心を、一緒にお話を読むことで受けとめてあげられる、親子のねんねトレーニングにちょうどいい絵本かもしれません。
さて、プッコのおひるねは、どうなったかしら。 いい場所は見つかったかな? やっぱりおひるねってきもちいいよね、と寝顔にささやきたくなる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

ピコちゃんと暮らす、ハリネズミのプッコは、お昼寝をしようと、大きなおうちのなかで、のんびりできる場所をさがしていますよ。プッコにぴったりのお昼寝の場所はどこかな?「パンツちゃんとはけたかな」の続編的作品です。

宮野聡子さんの絵本がお気に入りの娘に読みました。ハリネズミのプッコは、お昼寝にぴったりの場所を探しています。でも、広い家のなかで、小さなプッコが快適にお昼寝ができる場所がなかなか見つかりません。冷蔵庫の中でかちんこちんになったプッコには爆笑しました。お昼寝前に読んであげる絵本としてもオススメです。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子4歳)
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